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プロ野球OBクラブ「Autograph Collection」OBとファンをつなぐ”夢の空間”ができるまで

「現役を知らない人たちにも興味を持つきっかけに」

約1年半続いている「Autograph Collection」。参加者からの反響がOBクラブに多数寄せられている。星さんもその反響を肌で感じている。

「参加した方々からの『楽しかったです』といった声、リピーターさんからも感謝の手紙をいただけるので本当に嬉しいです。SNSでも上げていただくなど、リアルな声が聞けるのは貴重な機会です」

OBの方々にはイベントの終了後に話を聞いた際は、

「ファンの皆さんとたくさん会話できて楽しかったです」「このご時世でもファンの方とふれ合えるのはありがたいです」

などと感謝の意を表しており、同時に充実感で満ちた表情で「またやりたいです」と更なる開催にも期待を寄せていた。

星さんは、これからの展望についてある考えを持っている。

「オンラインでは、観戦会も行うなど実績もできてきたので組み合わせていきたいです。イベントでグッズとコラボレーションするなど、アレンジをしながらさらに広げたいと考えています」

昨年11月に行われた八木裕氏(元阪神)の回では、初の試みとしてサイン会限定デザインのTシャツを用意。こちらも即完売しており、今後どんなタイアップになるのかさらに楽しみが増している。

そして最後、OBクラブとしての今後について語った。

「OBクラブとしてはこれまでの営みを継承しつつ、OB・ファンがWin-Winになれるよう新しい発想も織り混ぜてやっていきたいです。

OBの方々に向けては、技術の解説などに加えてゲームのような趣味的な面でも仕事として広げられるようサポートしたいです。

(ファンの)世代もさまざまですし、(そのOBの)現役を知らない人ファンの方々でも興味を持つきっかけにしてほしいと思うので、OBに幅広い世代がいるメリットを活かして”学ぶ”・”楽しむ”といった形で多角的にアプローチしていきたいです」

コロナ禍が続き、制限も続く中でOBクラブが開拓した新たな世界。これからも歩みは止めず斬新なアイデアを生み出していく。

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