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L-FRIENDSトピックスVol.5 野球未経験者にライナ―性の打球を打たせた「オープンレッスン」の魅力

「野球未経験であり、かつ本格的に運動するなんて久しぶり」。そんな西武の女性広報がジャージに身を包んでライオンズ トレーニングセンター(室内練習場)に向かったのは4月中旬。それはライオンズアカデミーのコーチから直々に指導を受けることができる「オープンレッスン(おとなコース)」に取材も兼ねて参加するためだった。これまでは、アカデミーのコーチから指導を受けることができるのは小・中学生のみだったが今年から大人を対象に、かつ単日でも参加が可能になった。

そんな女性広報にはひとつ悩みがある。2016年入社で西武球団では中堅と呼ばれるようになってきた今日この頃、野球に携わる仕事をしているからか、なぜか草野球の〝助っ人″に呼ばれることが多々ある。ところが、打席に立てばバットにボールが当たれば良い方。たいてい空を切ってしまうか、奇跡的にフォアボールを選べたらいいところだ。一方で守備は、ボールに向かってなぜかグローブよりも脚が先に出てしまう。いつか「ヒットを打ってみたいな」、「ゴロを華麗にさばいてみたいな」、「欲を言えばゲッツーとかとってみたい」。そんな理想は現状、夢のまた夢。果たしてオープンレッスンで彼女の課題は解決したのだろうか。

オープンレッスン(おとな)の様子

当日、会場となったライオンズ トレーニングセンター(室内練習場)に足を踏み入れ、周りを見渡すと男性しかいない。ましてや彼女は野球未経験者。不安が募る一方でウォーミングアップ、キャッチボールとメニューが進んでいくなか、同アカデミーの原拓也コーチにかけられた言葉が「君、肩強いね」。気を良くした彼女は、課題の守備練習へと入って行った。

ノッカーは星野智樹コーチ、彼女が入ったセカンド後方には水口大地コーチが見守る盤石の態勢。ノッカーの星野コーチからの「もう少し早いタイミングでグローブを先に出した方が良い」というアドバイスで、なんとか5球を無事にさばいた。一方、打撃の方でも収穫があった。まずは、スタンドにボールを置いてそれを打つ〝置きティー″。止まっているボールに対して、どの位置に立ってどういうスイングをすればバットの芯に当たるかのアドバイスをもらった。さらに応用編として原コーチ、水口コーチが投じた生きた球を打ち返す練習を行い、徐々に感覚を掴んでいった女性広報。ついには左中間にライナー性の打球も飛び出した。

あっという間の100分の「オープンレッスン(おとなコース)」。コロナ禍で出来ることが限られているこのご時世に、野球技術の向上だけでなく、ストレス発散にも一役を買うだろう。また、何より元プロ野球選手から直々に大人も指導を受けられるのは、大変魅力的なレッスンだ。(写真は球団提供)

オープンレッスン(おとなコース)詳細はこちら

西武ライオンズ広報部

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