ファイターズ「ES CON FIELD HOKKAIDO」開業まであと1年。”どこから見ても同じ断面がない” 各所に散りばめられたアイデアとは?
北海道日本ハムファイターズは、来年開業する新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」の内覧会を開催し、現在建設中の様子を報道陣に向けて公開した。
開業の約1年前にあたる3月21日に、工事の進捗や各エリアのポイントなどを(株)ファイターズ スポーツ&エンターテインメントの小川太郎さんが解説を務めた。
取材協力:(株)ファイターズ スポーツ&エンターテインメント、文:白石怜平
日本初 開閉式の屋根と天然芝をあわせ持つ球場
同球場は18年11月に北海道北広島市にファイターズの新たな本拠地として建設することが発表され、20年4月から着工。23年3月のオープンに向けて工事が進められている。
札幌駅から最寄り駅の北広島駅まで電車で約16分、同駅から徒歩約20分のエリアに位置する。32ha(32万㎡)の広大な土地にはスタジアムのほか、「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」と称した”ボールパーク”が創られる。
その中で球場の面積は5万㎡で収容人数は35,000人。開閉式の屋根と天然芝を導入し、これらを両立させる球場は日本初である。開閉式の可動屋根は頂点からの長さがレフト側75m・ライト側91mと、メジャーリーグのスタジアムを彷彿とさせる”左右非対称型”である。
今回内覧会では、球場内の状況の他、完成後の動線やポイントなどお話をいただいた。
次のページ:「動線」と「回遊性」が重点項目