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川崎ブレイブサンダース ”神奈川ダービー”は1勝1敗のイーブン ニック・ファジーカスが初戦3Pシュート6本を決め、とどろきを沸かせる

ダービー2戦目は序盤のビハインドが響き1勝1敗のイーブンに

続く2戦目は前日とは変わり横浜BCの猛攻を序盤から受けることになる。河村勇輝が5アシストを記録すると、カイ・ソット、ジェロード・ユトフ、デビン・オリバーが得点を重ねるなど第一クォーターで7-30とリードを許す展開に。

3日の試合でチーム最多の21得点を挙げたカイ・ソット

前半を終えて17-45とリードを許すも、後半に川崎が巻き返しを図る。ファジーカスが第三クォーターで13得点をマークするなど44-60と点差を詰めていく。

逆転を期する最終クォーターではアレンと藤井を中心に得点を重ねるも、河村の3Pシュートやソットに追加点を決められるなど及ばず73-84。

とどろきでの神奈川ダービーは1勝1敗のイーブンで終えた。

11得点10アシストの河村勇輝

2試合で51得点をマークした大黒柱、ファジーカス

2試合を終え、川崎で特に光ったのがファジーカス。

2日は26得点に加えて14リバウンド8アシスト、3日はチーム最多の25得点に加えて8リバウンドをマークするなど大黒柱としての活躍を見せた。

初戦のお立ち台に上がったファジーカスはファンの前で、リハビリ期間についても語った。

「皆さんがご存知の通り、自分はあまり怪我をしない選手ですが、ここ一か月間リハビリで怪我に向き合って、その中で試合会場に来てチームを応援することは出来ました。

ですが、自分がプレーをしてチームを助けられなかったので、万全な状態で戻ってチームを勝たせるための活躍が出来たことは良かったと思っています」

試合後、ファンの前に立ったファジーカス

佐藤賢次HCは初戦後の会見でファジーカスの状態について問われると、

「天皇杯の時はニックがいない時間がすごく長かったのですが、バイウィークの間にチーム内で競争しながら、ニックがいるバスケットをもう一回取り戻す、コミュニケーションをとって川崎らしいバスケを取り戻すよう取り組んできました。ニックはまだこれから上がってくると思います」

とまだまだパフォーマンスが上がることを予告した。

試合後の会見に臨む佐藤HC

2試合ともチームをけん引した藤井は、

「今日のように上手くズレを作れればどこでも打てるニックは対戦相手にとって脅威だと思うので、今日(2日)は連携が上手く出来たかなと思います」

とコメント。キャプテンの篠山竜青は同じく初戦後の会見で、ファジーカスとともに離脱時に活躍した選手も含めて称えた。

「ニックが帰ってきて、それぞれの良さを生かしたプレーが今後もできると思います。ロスコや鎌田(裕也)や増田含め、ニックがいない期間でもみんながしっかりと強みを生かすプレイができました。ニックが戻ってきたので、これまでの戦い方と融合してさらに強みを発揮できればと思います」

キャプテンの篠山は今後の戦い方のバリエーションが増えたと語った

川崎は現在中地区3位。地区優勝とチャンピオンシップ出場へ向けた戦いがさらに激化していく、ファジーカスにとって有終の美を飾るためにも、”All-In”で終盤戦へと臨んでいく。

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