川崎ブレイブサンダース チーム一筋のベテランと新入団選手の力が融合し、今シーズン初の100得点を超える

2月1日「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 第20節」が行われ、川崎ブレイブサンダースはとどろきアリーナで滋賀レイクスと対戦。

今シーズン初の100得点を挙げ、最近5試合で4勝と好調を維持した。

前半で66得点と好調を維持

約1ヶ月ぶりにホームへ帰ってきた試合。その間アウェーでは3連勝するなど、徐々に調子を上げている。

久々のとどろきアリーナで行われるということもあり、会場はブレイブレッドで染まった。

第1Qから川崎が猛攻を見せた。開始12秒で篠山竜青が先制点を挙げると、長谷川技も2Pと3Pを立て続けに決めて川崎のシンボルとも言える2人で主導権を握った。

2人で7得点をマークし、リードを広げた

その後はコートに立つ全員が得点に絡み、第1Qだけで30点を記録し12点リードとなる。第2Qも攻撃の手を緩めることはなかった。ベテランだけではなく若い力がさらに勢いを付けた。

サッシャ・キリヤ・ジョーンズが早くもQ終了時点で14得点を挙げると、昨年11月に入団した山内ジャヘル琉人が躍動。3Pシュートやフリースローを立て続けに決めるなど、2桁得点をマークし存在感を放った。

川崎はこのQも36点を追加し、66−35と大きくリードし前半を終えた。

この試合活躍を見せた山内

後半も点を重ね100得点を超える

後半に入ると若干失速気味になった川崎。それでもロスコ・アレンそしてキリヤ・ジョーンズが華麗にダンクシュートを決めるなど、とどろきのファンを魅了した。

ダンクシュートを決めたキリヤ・ジョーンズ(写真上)とアレン(同下)

そして、山内とともに入団した米須玲音も司令塔としてゲームメイク。山内と何度も会話して互いに意思疎通を図るなど、未来の川崎を担う2人もこの試合で輝きを見せた。

同期2人でコミュニケーションを取るシーンも見られた

試合は後半ではビハインドとなるも、前半の攻撃で優位に進めた川崎が105−82で勝利。キリヤ・ジョーンズとアレンが20点以上マークするなど、攻撃面が光った。

ゲームMVPは山内が初受賞

指揮を執ったロネン・ギンズブルグ(ネノ)HCは試合をこう振り返った。

「今日の試合は出だしからオフェンス・ディフェンスが噛み合ってすごく良いスタートが切れました。

前半でしっかりとオフェンスでリードを作って折り返しましたが、後半は相手もアグレッシブに食らいついてくることは分かっていましたし、ディフェンスでプレッシャーをかけられましたが、自分たちにとって学べる試合になりました。

チームとして今日の試合に勝つことができたのは良いことだと思っていますが、修正しなければならない部分もあるので明日に向けてまたしっかりと準備をしたいです」

試合後に総括したネノHC

そしてこの試合のMVPに輝いたのは山内。ファンの歓声を浴びながら、最後に”BE BRAVE”のフレーズで締めた。

「今日のゲームは自分たちのディフェンスから強度を上げて、そこからトランディションでしっかりと得点まで持っていくという川崎のバスケットを体現できました。

後半は少し受け身になってしまって失速する部分がありましたが、その都度修正をしながらもう一回自分たちのディフェンスからオフェンスに繋げることができたので、ミスは多かったですが今日はしっかりと勝ち切ることができたと思います」

試合は引き続き滋賀戦が行われる。チームの勢いがある今、勝利を少しでも積み重ねていくことで、更なる成長が見えてくる。

(おわり)

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