• HOME
  • 記事一覧
  • バスケットボール
  • 川崎ブレイブサンダース  サンロッカーズ渋谷と直接対決 残り26秒で10点差を追いつくも惜敗し、レジェンドのとどろきラストゲームを飾れず

川崎ブレイブサンダース  サンロッカーズ渋谷と直接対決 残り26秒で10点差を追いつくも惜敗し、レジェンドのとどろきラストゲームを飾れず

4月27日・28日、川崎市のとどろきアリーナでB .LEAGUE 第35節「川崎ブレイブサンダース vs サンロッカーズ渋谷」の試合が行われた。

前節のシーホース三河戦に続く同地区による直接対決となったこの一戦、両チームがGAME2最後の数秒まで熱戦を繰り広げた。

そして、引退を表明していたニック・ファジーカス選手のとどろきアリーナ最後の試合を迎えた。

(写真 / 文:白石怜平、以降敬称略)

最後に長谷川の3Pシュートが効き、1点差で川崎が先勝

チャンピオンシップ出場に向け、2位のシーホース三河含め激しい争いを繰り広げる川崎と渋谷。1勝差で4位と3位の直接対決となった。

勝った方が順位が入れ替わるという大混戦。2試合とも後半最後の1秒まで勝負の行方が分からない展開になった。

27日のGAME1、第1クォーターで川崎はジョーダン・ヒースが3Pシュート2本を決め、キャプテンの篠山竜青がヒースのダンクとニック・ファジーカスのジャンプショットをアシストするなど、ビハインドながら16-19で終えた。

篠山のアシストやスティールで得点につなげた

第2クォーターではファジーカスがオフェンスリバウンドからの得点や、藤井祐眞の3Pシュートなどで逆転する。1点を争う攻防が続いたが、今クォーターではロスコ・アレンがジャンプショットやフリースローで着実に点を重ねた。前半終了時点で川崎が34-30と逆転し折り返した。

第3クォーターに入ると川崎は3Pシュートが続々と決まる。ヒースの2本を含む6本成功させ、55-44と得点差を2桁に広げた。

しかし、同地区で上位につける渋谷はここで終わるはずがなかった。最終クォーターでは混戦となっていく。アンソニー・クレモンズが開始早々スティールからのシュートを決めると、3本の3Pシュートを成功させる。

渋谷もアンソニー・クレモンズらの得点で追い上げた

また、この試合25得点をマークしたジョシュ・ホーキンソンも得点を重ね、残り35秒時点でついに1点差となった。

大激戦にピリオドを打ったのは、前節三河戦のGAME1で4本の3Pシュートを決めた長谷川技だった。

前のクォーターで3Pシュートを1本決めた34歳のベテランは、1点差に詰め寄られた直後のオフェンスで難しい体制からジャンプショット。値千金の3点となった。

その後ホーキンソンに3Pシュートを決められるも、長谷川の得点が価値を発揮し、69-68と川崎が勝利。とどろきアリーナは大歓声に包まれた。

この日も長谷川の3Pシュートが勝利へと導いた(写真はGAME2)

ファジーカスのとどろきラストゲームは物語のような熱戦に

関連記事一覧