スポーツ×福祉 野球ボールが繋ぐ障がい者の社会貢献への道筋

“社会福祉版の甲子園”全国から選ばれた7人に

5月19日、東京・千代田区で新たな福祉創りに挑戦する若手を表彰するイベント 「社会福祉HERO‘S TOKYO2020」が開催された。(※表彰式はオンライン配信)

同イベントは、社会福祉の第一線で活躍する若手職員を表彰する会で、「日本一の“福祉人”(社会福祉をチェンジする情熱にあふれる人)」を決める全国大会で、“社会福祉版の甲子園”と称されている。

表彰式でプレゼンする佐々木さん(YouTubeライブより)

全国7ブロック(北海道・東北、北関東・信越、南関東・甲静、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州)から各1人ずつ選抜され、佐々木さんは北関東・信越エリア代表として選出。障がい者就労支援について野球ボールの修繕2活動等についてプレゼン。

佐々木さんは式に先立ち、インタビューでは「知的・精神障がいを持っている方というのは、就職したいと思っていてもそこまで辿り着くのは難しいのが現状です。でも、そういった方たちが実際に働いて社会で力を発揮している。このことを少しでも多くの方に知っていただければ嬉しいです」と話した。

惜しくもグランプリとはならなかったが、翔裕園としての活動や実績を全国の福祉関係者たちにその魅力をいかんなく発信した。

野球を通じた障がい者の就労支援。スポーツ×福祉というコラボレーションが新たな社会を創出し、障がいがある方たちに希望の光を照らし出す。

(取材 / 文:白石怜平)

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