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「第5回世界身体障害者野球大会」名球会 福本豊さん×山田久志さん 身体障害者野球を通じてそれぞれが感じた、”活力”と”感動”

「どんどん発信して第6回・第7回と盛り上がってほしい」

今回の開催地である名古屋。身体障害者野球で言うと名古屋ビクトリーは春秋を通じ、全国大会優勝2回・準優勝9回の強豪チーム。今回の日本代表にもチーム別では最多タイの5人が選出され、松元剛選手が主将を務めている。

そういった点も踏まえ、改めて試合を見ながら

「どんどんメディアを通じてでも発信していかないとね。それでたくさん応援してもらう。今回は第5回ということで盛り上がっているから、6回・7回と発展していってほしい」

と語った。山田さんはかつて監督を務めた中日の試合の解説や評論など、メディアを中心に活躍している。発信という点も交えながら、最後に野球人・山田久志として選手たちにエールを贈った。

「野球人の1人として言わせてもらうと、野球はみんな一緒。プロもそうだし、身体障害者野球なども含めると日本には野球人口は今でもたくさんいる。なので、野球をみんなで楽しんでほしいと思いますよ」

福本さんと同様に野球を楽しんでほしいと話した

「たくさんの人に感動を与えられた確信を持った」

山田さんは、閉会式でマイクの前に立った。最初に大会開催に尽力した関係者の方々への感謝の気持ちを述べた。

現役時代に日本シリーズで真剣勝負を繰り広げ、「尊敬してやまない」と語る長嶋茂雄・大会名誉顧問へのリスペクトを表しながら、以下のように講評した。

「我々はいつも”勝つこと”を教わってきました。今日の試合を見て、各国のみなさん素晴らしい。本当に感動しました。そして何よりもひたむきな姿、チーム一丸となって戦う姿、たくさんの人に感動を与えられたという確信を持ちました。これからもお互い支え合いながら野球を楽しんで続けてください」

両者共通して語ったのは”野球を楽しむ”ことだった。プロ野球で時代を築いた2人が、世界を舞台に戦う選手たちへエールを贈った。

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