前ロッテ監督・井口資仁さん 「バランスよく投げる・打つを1つのテーマに」名球会の野球教室で約50人に指導 

7月15日、福島県の信夫ヶ丘球場で名球会による野球教室が開催された。

昨年まで千葉ロッテマリーンズの監督を務めた井口資仁さんが講師となり、地元の小中学校の野球チームと身体障害者野球日本代表チームらを指導した。

そして、最後に現在の活動についても話を伺った。

(協力:一般社団法人 日本プロ野球名球会、写真 / 文:白石怜平)

井口資仁さんが講師「みんなで上手くなる中で何かヒントを」

今回の野球教室は福島県福島市、会場は信夫ヶ丘球場で開催された。

前日から雨が降りしきり開催も危ぶまれたが、参加した地元の少年野球チームや中学校の選手・監督らが早朝から懸命にグラウンド整備などを行い、万全なグラウンドコンディションとなった。

始まる前には雨もやや弱まり、開始時間を前倒しにするなどして屋外で実施することができた。

この日の参加者は総勢50名。少年野球チーム「福島ティガファイターズベースボールクラブ」と田村市立常葉中学校野球部、さらには9月の世界大会に向けてここで合宿を行う身体障害者野球日本代表の一部メンバーと地元の身体障害者野球チーム「福島アクロス」の4チームが参加した。

9時半に開始となり、井口さんが入場するとグラウンドにいる人全員から拍手が沸き起こった。

開始前に井口さんから挨拶

午前9時半に開始となり、井口さんが入場すると保護者など含むグラウンドにいる人全員から拍手が沸き起こった。

「グラウンドでできてよかったですね。みなさんと楽しく野球をやっていきたいと思いますし、みんなで上手くなっていく中で何かヒントを掴んでいってもらえればと思います」

と挨拶すると子どもたちから大きな返事があり、早速活気に満ちたスタートとなった。

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