ミズノが睡眠市場へ本格参入「MIZUNO SLEEP」スポーツを通じて培った独自のテクノロジーとノウハウ活用で実現したい世界とは?
多くのアスリートが認める技術を盛り込んだ「風道」
最後に伊藤さんは、夏用の新たな敷きパッド「風道」について紹介。ミズノはまず夏の睡眠について事前にアンケートをとっており、睡眠不足になる原因として暑くて途中で起きてしまうという回答が50%を超えたという。
この結果を踏まえ、夏でも毎日快適に眠れるためのアプローチを行った。
ミズノでは汗処理機能を持った「ドライエアロフロー」の構造メカニズムを応用し、オリンピックなどでも採用されてきた。多くのトップアスリートから信頼を得ているこの素材を寝具へと応用した。
「Wの通気性があり、凸凹の生地となっています。フラットになると体に密着してしまい空間ができない。接触してるとこに隙間を作ることによって風を通すので熱がこもることを防ぎます」
ここで伊藤さんの話す”Wの通気性”とは、水平方向と垂直方向を意味する。上で述べたのは前者、後者においては特殊な編地構造で上に寝ても凹凸の生地が潰れることをなく、風の通り道を常に確保できるという。
風道の更なる特徴は新感覚の寝心地だと語る。
「シャリ感のある、ほど良い心地よさを出すことができています。これは特許出願中になります」
MIZUNO SLEEPの説明後は、五輪メダリストの飯塚翔太選手が登場。自身の睡眠における考えや実際に使ってみての体感を語った。
(つづく)
【関連記事】
ミズノ・藤田真之介さん リーダーの使命と矜持 ”ミズノだから実現してくれました”をこれからも