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「ファームで過ごした時間も僕にとってはすごく貴重でした」松井秀喜さん 思い出の地で振り返るルーキー時代の記憶と”背番号55”の後輩へのメッセージ

4月29日、川崎市のジャイアンツ球場で松井秀喜さんによる野球教室が開催された。松井さんにとってはこの球場は巨人時代幾度となく練習に通い、ルーキーの時に開幕を迎えた地である。

野球教室終了後、入団した93年当時のことを振り返るとともに、今巨人の背番号55番でブレイクの兆しを見せる秋広優人選手へメッセージを贈った。

(取材協力:Matsui 55 Baseball Foundation、写真 / 文:白石怜平)

「当時のことを思い出した」ジャイアンツ球場での思い出

松井さんは野球教室で恒例のフリーバッティングを披露。この日は強風そしてスタンド前のネットに阻まれながらも、19スイング目でフェンスを超えてみせた。今年49歳を迎えるが、そのパワーが健在であることを示した。

松井さんが入団した93年当時、この日何度も阻まれたネットは存在していなかった。そんな話に触れながら、ジャイアンツ球場で過ごした思い出を振り返った。

「そうですね、いつ(ネットが)できたかは覚えてないですけれども、あれがなかったら19スイングもする必要はなかったんですけどね(笑)。でも打ててよかったです。

ルーキーだった頃、毎日ここで汗を流した日々のことを思い出します。キレイになって変わりましたけども、球場自体は大きく変わっていないのでいいですね。18歳だったと思いますが、ここに来ると当時のことを思い出せるのでいいなと思います」

思い出のジャイアンツ球場の打席に久々立った

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