元競泳日本代表・小堀勇氣さん 互いの”感謝”に包まれたネクストステージ「さらに頼りにしていただくために日々精進」
かつて水泳の日本代表として2度の五輪(2012年ロンドン・16年リオデジャネイロ)に出場し、リオ五輪では男子800mリレーで銅メダルにも輝いた小堀勇氣さん。
昨年10月に現役生活にピリオドを打ち、現在は所属先であるミズノで水泳に関する業務を担当している。
引退から約1年、新たなチャレンジなどについて小堀さんの”今”を伺った。
(取材協力:ミズノ株式会社、文:白石怜平)
2大会五輪出場、リオデジャネイロ五輪銅メダリストの”北陸の怪童”
石川県能美市出身の小堀さんは3歳から水泳を始め、中学時代から世界ジュニア選手権で活躍するなどし”北陸の怪童”と呼ばれた。
高校2年生の2010年、初めて日本代表に選ばれ中国・広州で行われたアジア大会に出場した。800mリレーでは第1泳者を務め、銀メダルを獲得。
以降、自由形とバタフライの2種目で世界の舞台で戦い、上述の通り2大会連続で五輪に出場。いずれも競技は800mリレーで、16年のリオ五輪では1964年東京五輪以来52年ぶりとなる銅メダルの獲得に大きく貢献した。
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