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横浜DeNAベイスターズ ビジネススクールで展開する ”世界最先端”の取り組みと「全員が真に一体となって選手と向き合うチーム」に向けた人材育成

桑原さんらが行った”コミュニケーション改革”

桑原さんはつくりたいチーム像として、「監督・コーチ・スタッフ全員が真に一体となって選手と向き合うチーム」と掲げた。

チーム像の実現のために必要なファクターとして、「自身の自己肯定感と向き合える人」「コミュニケーションを持って『創発』を生み出せる人」の2点を設定している。

ここに至った理由として、18年から行っている数々の研修が当初浸透しきれていない課題があったという。

「伝えたけど伝わっていない…」
「チームとして一体感を構築するまでに至っていない…」

在籍している社員は元々コンサルティング会社や人材開発、そして元選手などさまざまなバックグラウンドを持った方が在籍している。そのため、視点や考え方も異なってくる。

ここで、桑原さんらが着手したのがコミュニケーションの在り方であった。

「自分の心を理解できているか」・「相手の意見を受け入れているか」

上記2点を社内で行い、相互理解を深めた。お互いの視点を尊重、引き出しを増やし合うことで円滑なコミュニケーションそしてチームビルディングの構築という好循環を生み出すことに繋げていった。

ワークショップでは自身と他者の理解を深める内容を行った(球団提供)

本講座でも参加者間で”自己理解”・”他者理解”を通じたコミュニケーションを行うべく、ワークショップを通じて講義の内容を実践した。

>桑原さんの12年以降の活動はこちら

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