川崎ブレイブサンダース「&ONE」プロジェクト SDGs目標達成に向けた方程式は「3+8=11」

そして最も盛り上がったのが3月27日・28日の2日間にかけて行われた「&ONE days」。

川崎市とどろきアリーナで行われた滋賀レイクスターズとの2連戦の日に大々的に行われたこのイベントは、SDGsの17目標全てにチャレンジしようという企画であった。

「&ONE」のプロジェクトアドバイザーを務める慶應義塾大学大学院 蟹江憲史教授の研究室と共に企画したものや、パートナーとの取り組みを行った。

例えば、子どもたちによるアリーナMCという体験型ものもあれば、選手・HC紹介時のパラアーティストによる選手肖像画掲出という演出、そして「&ONE」の関連グッズ売上を川崎市内のこども食堂へ寄付するなど、2日で17種類の企画を実施した。

「&ONE days」では17種類の施策を実施。当日は大盛況だった ©KAWASAKI BRAVE THUNDERS

元沢もこの2日間は特別な経験だったと振り返る。

選手やクラブスタッフそしてファンが一体となり、SDGsについて学びながらチャレンジするなど、大盛り上がりとなった。

「目標3+8=11、これを軸とするのは今後も変わらないです。そこに加え『&ONE days』を通じて多くのパートナー様と一緒にやることによって、全ての目標にチャレンジできるなと実感できた。これは大きかったですね」

当日は川崎市福田紀彦市長(写真右から2人目)も多忙の合間を縫って会場に駆けつけた ©KAWASAKI BRAVE THUNDERS

多くのパートナーと共に創り上げる。プロジェクトを発展させるにおいてこれは重要なピースとなっていった。

(つづく)

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