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川崎ブレイブサンダース 同地区首位相手に快勝 ジョーダン・ヒースが復帰初戦から躍動し、チャンピオンシップ進出に望みをつなぐ

3月20日、とどろきアリーナでB1第26節「川崎ブレイブサンダースvs三遠ネオフェニックス」の試合が行われた。

チャンピオンシップ進出に向けて落とせない川崎は、千両役者の復帰が大きな影響をもたらした。

(写真 / 文:白石怜平)

川崎が地区首位相手に101得点をマークし勝利

2週間のバイウィークを経てホーム・とどろきに帰ってきた川崎。相手は、同じ中地区首位の三遠ネオフェニックスを迎えた。

チャンピオンシップ進出に向けて落とせない川崎、第一クォーターは終盤までお互い点の取り合いで拮抗した展開になった。

開始14秒で早くも野﨑零也が3Pシュートを決めると、さらに相手ファウルファールからのフリースローを2本成功させ1分以内で5得点を挙げる。

先制点を挙げた野﨑

ここから脅威のパフォーマンスを発揮したのが藤井祐眞。積極的に3Pシュートを狙いに行くと3分経過前に1本を決め8-8の同点に。会場を一気に沸かせるとクォーター折り返し直前にもう1本3Pシュートを決め、またもや同点(13-13)にし、首位三遠に食らいつく。

さらに残り1分20秒となったところで、またもや3Pシュートを決めこのクォーターだけで3本を決めた。

藤井は第1クォーターだけで3本の3Pシュートを決める

そしてとどろきにもう一人役者が帰ってきた。2月3日の試合を最後に戦列を離れていたジョーダン・ヒースが約1か月半ぶりに復帰した。

スターティングメンバーとしてコールされると一際大きな歓声を浴びたヒースは、大きな存在感を発揮する。

藤井が2本目の3Pシュートを決めた直後、スティールからダンクシュートを決め勝ち越し。復帰初ゴールを華々しく決め、ブレイブレッドに染まったアリーナのボルテージがさらに上がっていった。

さらに残り3分でも再びダンクシュートを決め、三遠からリードを奪っていく。第一クォーターは29-20と9点リードで終えた。

復帰初戦から躍動したヒース

第二クォーターでは、ウィンブッシュと野﨑が輝きを見せた。

ウィンブッシュは篠山からのロングパスを受け取るとそのまま走り抜けダンクシュート。コートに勢い余って突き周囲はヒヤリとなったが、その場で腕立てを見せまた走り出した。

力いっぱいのダンクシュートを決めたウィンブッシュ

そして開始直後に攻撃の火を灯した野﨑は、このクォーターでもパフォーマンスを発揮。シュートを2本決め着実に得点を重ねると、終盤で3Pシュート2本を決めた。ベンチそしてアリーナが総立ちで拍手を送った。

ただ、三遠はこのままで終わらず、大浦颯太がその直後にブザービーターを決める。前半終了時点で53-41と、川崎がリードを2桁に広げた。

大浦が3Pシュートを決めて後半へつなげた

後半開始後、三遠が出だしにサーディ・ラベナとデイビッド・ダジンスキーがシュートを決め差を縮めた。

野﨑が試合後の会見で、「第三クォーターの入りがあまりよくなかったので、そこは修正しなければならないと思っています」と反省した場面でもあった。

この試合20得点を挙げたラベナ

細川一輝も3Pシュートを決めるなど拮抗するも川崎は19-18とリードを守った。

そしてさらなる見せ場は最終クォーターに続いていく。ロスコ・アレンが11得点を挙げると、長谷川技・飯田遼そして藤井がこの試合6本目となる3Pシュートを決め29得点。

最終スコアは101-78で川崎が中地区首位の三遠に勝利し、チャンピオンシップ進出に向けて望みをつないだ。

長谷川(写真左)もシュートを決めた

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