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日本プロ野球名球会・ラミレス氏 「DIVERSITY PARK 2023 IN SHINJUKU」のトークショーに登場 コミュニケーションに必要な”愛”そして社会貢献活動に込めた想い

ラミレスさんの行う2つの社会貢献活動

そして次はラミレスさんの社会貢献の話題に。DeNA時代の13年に通算2000安打を達成し、名球会の一員となった。監督退任後は、同会主催の野球教室やイベントに積極的に参加し、青少年の育成や野球の普及のために全国各地を回っている。

野球の普及のために全国を飛び回っている(1月、野球伝来150周年イベントにて)

ラミレスさんは、名球会の中である役職についていることを話した。

「昨年12月から、名球会の国際本部長という役職に就任しました。野球の普及活動を日本にとどまらず、海外にも展開しようということで役職に就かせてもらっています」

実際に、今年9月にはフィリピンのスラム街の子どもたちに向けて、野球を通じた進学支援プロジェクトである「スモーキー・マウンテン・ベースボール・プロジェクト(SMBP)」にも参加。

現地の子どもたち270名と野球を通じた交流を行った。早くも翌年の開催に向けてボランティアツアーの一次募集を自身のSNSを通じて行うなど、国際本部長として先頭に立って動いている。また、社会貢献における要職はもう一つあった。

名球会では国際本部長として海外でも普及活動を行っている

「一般社団法人VAMOS TOGETHERの代表理事をやらせていただいてまして、自分の長男がダウン症であるのがきっかけでこの団体を創設しました。

主にスペシャルニーズ・障がいのある子、そして健常の子どもたちが垣根なく、みんなで一緒にいろんなイベントをやったりして楽しんでいこうというものです。スペシャルニーズの子どもたちが将来1人で生きていく力は絶対に必要なので、その支援をやっています」

ラミレスさんは、続けてVAMOS TOGETHERのコンセプトについて話した。

「我々のコンセプトは『みんな違っていて良いのではないか』というのをモットーにやっています。スペシャルニーズの子どもたちが、例えば覚えるのに時間を使う、みんな違っていいしそれも個性じゃないかと。僕たちがサポートをすることで、子どもたちが将来独立したり生きていく力を養えるようにしたいと思っています」

社会貢献活動には今後も力を入れたいと語った

トークショーはこの後参加者からの質問コーナーが設けられた。選手時代のユニフォームを着た昔からのファンから現役時代そして監督時代のエピソードについて寄せられるなど、大盛況のうちに終了した。

トークショー後はグラウンドで野球体験

トークショーが終わると場所を移動し、スポーツゾーンで野球体験のコーナーに。幼児から小学生までの子どもたちが投げる・捕る・走るといったボールを使った遊びでラミレスさんと一緒に楽しむ時間となった。

子どもたちと一緒に喜びを表現した

実際にボールを投げてみてラミレスさんのもとに届くと「Very Good!」とサムアップポーズを見せ、時には”直接指導”も受けられる場になった。

楽しい交流の時間は瞬く間に過ぎた

子どもたちもかけっこ形式でグラウンドを駆け回り、晴れ間も射す天気の中活気があふれた。保護者もグラウンドに入り一緒にサポートするなど、みんなが笑顔になった空間となり、イベントは無事終了した。

(おわり)

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