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西武 綱島龍生 初の1軍に向け日々奮闘「この調子を続けて、1軍に行けるように」(ファームトピックス)

10月に入り、CAR3219フィールド(旧:西武第二球場)にはひんやりと冷たい風が吹くようになった。その中で行われた12日と13日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦。2試合で5本の安打を放つなど、チームで一番の成績を残したのがプロ3年目、20歳の綱島龍生(つなしま りゅうせい)だ。両日ともセカンドで先発出場した綱島は、二遊間を組んだルーキーの川野涼多と併殺を4つ完成させるなど守備での貢献も光った。

試合後にはコーチ陣から「ナイスバッティング!」と声をかけられ、「コーチとの練習の成果が出てきているので嬉しい」と素直に喜んだ綱島。好調の理由は、下半身の力をうまく伝えるために素足で行なうティー打撃だ。「足の指まで力が伝わっているのは、下半身全体を使っている証拠。裸足の方が、それがしっかりわかるんです。下半身全体を使ってしっかり打つ、ということをさぼらないようにするためです」と明かした。

「タイミングの取り方についても一から見直している」と話していたが、自分に合うものをやっと見つけた。そのおかげで、打席から球がよく見えるようになったという。

守備でも日増しに堅実さが出てきた

自分の打ちたい球だけを選んでスイングができるほど打席で余裕が生まれ、今はコンスタントに結果が出ている。これには、「気持ちが楽になりました」と頷いた。

また、自身の中で課題としていた守備面でも練習の成果が出てきた。「特に簡単な打球の時に、体が早く動いてしまうのが癖になっていたので、しっかり大事にいくような練習をした」と高木浩之コーチのもと、辺りが暗くなるまで体に叩き込んだ結果が、遊撃の川野と完成させた4つの併殺に繋がった。

攻守において綱島にかかる期待は日に日に増す。時折、打席に入る前には打撃コーチから「ホームラン打ってこい。それくらいの気持ちで真っ直ぐを打ちにいけ」と気合を入れられることも。

公式戦は残り19試合と数少ない。だが、プロ入り初1軍昇格は諦めていない。

「この調子を続けて、1軍に行けるようにします」と力強く答える綱島にぜひ注目してほしい。

西武ライオンズ広報部(写真は球団提供)

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