
開幕から3連勝のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ 躍進を支える藤原忍が掲げたテーマは、「責任を持って攻守に“バランス”を保つ」
リーグワン第3節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)は東京サントリーサンゴリアスを相手に79ー20と大勝を収めた。
開幕から3試合先発出場を続ける藤原忍は、試合での自身のプレーを冷静に振り返った。
「接点を切るところは、フォワード陣がしっかりと体を張ってくれているので、僕は後ろで冷静に“一歩下がって!”などと声をかけています。
その一言だけでみんなの意識は変わるので、その点も意識しながら今日はやっていました」

今年も日本代表として出場するなど、代表通算19キャップを誇る26歳。中心選手としてチームそして試合をコントロールしているが、今季のテーマについて改めて訊いてみた。
「チームのテーマでもあるんですが、バランスです。アタックでもディフェンスでも、『バランスを持ってやっていこう』という中で、まず自分が責任持ってやらないといけないと。
そのバランスというのは、今どういう状態なのかっていうのを感じ取って、それを実際にフォワードやバックスに落とし込んで動かしていく。これらを意識しながらやっていますね」
特にこの試合ではゲームコントロールのみならず、得点にも絡む活躍を何度も見せた。
2点差に詰め寄られた前半24分にはトライライン間近の位置まで攻め込み、NO8マキシファウルアが体勢を崩しながら投げたパスを素早い動きでキャッチ。そこから瞬く間にFLタイラー・ポールへとつなぎ、トライをアシストした。
また、後半21分には相手側ペナルティの笛が鳴った直後、自らタップすると一瞬のタイミングでディフェンスを潜り抜けグラウンディング。
「あの場面はクイックにいったらトライ決められるかなと思って行きました」と、今シーズン初トライに笑顔を見せた。

なお、前節のリコーブラックラムズ東京戦はチームのペナルティ数がFKを除き15を数えていたが、この試合では6と半分以下に減らしていた。1週間の間で修正を行えたのは、感謝と結束力があったからだと明かしてくれた。
「スタッフの皆さんのおかげです。アタック・ディフェンス共に素晴らしいプランを立ててもらっています。それを我々がこの一週間で落とし込むことができた。
選手の一人一人の意識ももちろん高いですので、しっかりとしたプランを、みんなで遂行できたことが要因だと思います」

開幕3連勝と快調なスタートダッシュを切ったスピアーズ。その要因には、藤原が攻守に保ち続けるバランスとゲームコントロールがある。
(写真 / 文:白石怜平)
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