クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 岸岡智樹のラグビー体験会第2回 アタック&ディフェンスから広がる今後の目標「みんなでラグビーの試合にも挑戦していきたい」
3月31日、東京・渋谷区でクボタスピアーズ船橋・東京ベイの岸岡智樹選手がラグビー体験を開催した。
1月に続き第2回となった体験会。前回に続く参加者そして新たに加わった仲間とともに、楕円を通じた絆が深まる2時間になった。
(写真 / 文:白石怜平:以降敬称略)
岸岡が自ら運営するコミュニティが主催に
現在スピアーズでプレーする岸岡智樹。リーグワンでも試合を重ねるごとに注目度が高まっている選手である。
第7節の花園近鉄ライナーズ戦では、2トライを含む13得点。そして第10節の横浜キヤノンイーグルス戦(以下、横浜E)では、最大18点差・試合終了残り1分という中での大逆転勝利の立役者となり、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にも選ばれた。
グラウンドでも結果を出す岸岡は、スピアーズに入団した直後の20年4月からラグビーサークル「トモラボ」を立ち上げ、運営を行っている。
20代〜60代までの約40名が参加しているコミュニティで、オンラインミーティングやオフ会を通じて交流を深める場となっている。
自身もシーズン中であってもその場に積極的に参加し、ファンとの関わりを増やしてきた。本体験会もその1つ。コミュニティに参加している方々から声が挙がり、そのリクエストに岸岡が応え実現した。
今活躍している現役選手がシーズン中にファンとラグビー体験を行うという異例の企画。
「選手がシーズン中に行う活動はラグビー界で例があまりなかったので、新しい風を吹き込みたいと考えていた」と、開催の意図を前回開催時に語っていた。
今回は23名が参加。前回参加したメンバーから声をかけてもらった方や一般募集からも参加希望があるなど、前回の15名を超える参加者が集まった。
第2回のゲストは岸岡と共に活躍中の島田悠平選手
今回もスピアーズをはじめ、ジャージを身につけ参加した方も見られた。
前回開催した1月20日以降の岸岡の活躍はめざましく、特集を組まれるなど各所で報道されていた。再会した方や初めて目の前で会った方も嬉しさを隠さなかった。
さらにこの日もゲストが登場。前回の山本剣士に続いたのは同じく岸岡の同期である島田悠平だった。
島田も岸岡と同じく、注目度が高い選手の一人。主に今シーズンはFBを務め、上記の横浜E戦では岸岡のトライ後や試合終了のホーンが鳴った最後のショットを決めるなど、劇的勝利に大きく貢献した。
まさに今スピアーズを熱くしている2人がつくり上げる空間に、参加者もワクワクが止まらない様子だった。
この日のメニューを事前に考えたという2人。始めのウォーミングアップからラグビーの動きを取り入れた。
ボールを渡す際や、タッチを避ける際に積極的に声がけされるなど、各所で会話が生まれアップから活気があふれていった。
ディフェンスで大切な2つのポイント