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帝京大ラグビー部 岩出雅之前監督 26年間の監督生活で培った”体育会イノベーション”「自己反省を行い、一つ一つ意識を変えていった」

イノベーションのきっかけ

二之湯代表理事は岩出氏の行った改革についてさらに興味深く質問を続けた。最初の約10年は伝統校の模倣から始めたが、それだけでは勝てなかったことを踏まえ、その後の約16年の変化のきっかけについて伺った。

「就任後はすぐ体づくりに着手したんですね。ただ、それがチームの成長や勝利にリンクしなくては意味がない。トレーニングも好きな選手だけが一生懸命やっていたが、地道に続けていくことで妥協をしない学生が増えてきた。そこで指導者もより一層根気強く接するようになった」

帝京大の強さの一つであるフィジカルは就任当初からすでに実践していたことだった。さらにチームが強くなった要因についてある取り組みがあるという。

「コーチングスタッフだけがチームをまとめている時代に、トレーナーの方や栄養士の方など専門性のある方にしっかり話してもらうことに着手しました。結果、良い頃合いで全体がうまくセットアップしましたね。

グッと強くなったのは、トレーナーさんや栄養士さんの意見を聞き入れて風通しをよくしたこと。メソッドを無題にしないように選手ともコミュニケーションを重ねていきました」

(後編につづく)

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