• HOME
  • 記事一覧
  • ラグビー
  • リコーブラックラムズ東京 得意のラインアウトモールで攻め立てるも雨中の勝負はキックに泣き、勝利を逃す(リーグワン第7節)

リコーブラックラムズ東京 得意のラインアウトモールで攻め立てるも雨中の勝負はキックに泣き、勝利を逃す(リーグワン第7節)

試合後ヘッドコーチ・主将の会見

ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ(HC)

「すごい腕相撲のような試合でした。こういうコンディションなのでランニングラグビーに適していないことは分かっていましたが、腕相撲のような戦いになって、ビッグモーメント(勝負を分ける部分)でスティーラーズが上回ったことが差になったと思います」

―前節後に練習試合を重ねました。選手のセレクションはどのように行ったのでしょうか。

「選手たちにも言ってますが、すべてのゲームがセレクションだと。二つの練習試合で若い選手・経験ある選手が出場しましたが、ジョシュ・グッドヒュー、西川大輔にサム(サミュエラ・ワカヴァカ)が良いパフォーマンスをしてくれました。

良いプレーができればチャンスが回ってくるんだと思ってもらいたいです。クラブの強みというのは、チーム全員で戦う。そこを強みにしていきたいと思います。

LOで80分間プレーして、ジョシュ(グッドヒュー)はすごく良かったです。西川に関しては、WTBにとってこういったコンディションは厳しかったと思います。

シンビンもありましたが、トライセーブもしたし良かったです。サムはインパクトを与えてくれました。まだ若い選手ですが、学びに対する姿勢やプログラムを信じて成長してくれています」

武井日向主将

「フィジカルな戦いになるとゲーム前から分かっていました。自分たちも戦えた部分はもちろんありました。

ただ、ブレイクダウン周りでプレッシャーを受けていいラグビー、自分たちの思うようなアタックができなかったことは改善すべきことかなと思います。ペナルティ数もこれまでの試合に比べたら多かったので、改善していきたいと思います」

―接点でペナルティが多くなってしまったのはどんな要因がありますか?

「スティーラーズの接点の強さもありますし、二人目のサポートの寄りが遅かったとも思います。そうするとあれだけプレッシャーを受けてしまう。

相手はオールブラックスのジャッカラーがたくさんいますし、そういう選手に好き勝手に仕事をさせ過ぎてしまったなと思います。そういうところはレベルアップしていきたいです」

―特に敵陣に食い込んだところでのペナルティが重なった印象でした。

「先ほどヒューイ(ヒューワットHC)が言ったとおり、そういう瞬間の集中力、フォーカスが欠けてしまった部分があったかなと。

チャンスやピンチの場面でもう一段階レベルを上げて、集中力を上げていかないと取り切れるところで取り切れないですし、逆に取られてしまいます。

それが結果として勝敗につながっているので、もう一段集中力を上げてペナルティをせずに取り切るところまでレベルアップしていきたいと思います」

―対戦したアーディ・サベア選手(昨年のW杯ニュージーランド代表)についてどんな感想を持ちましたか?

「一つひとつの接点に激しく来ますし、1人・2人じゃ止まらないレッグドライブの部分もすごかったです。でもそれに負けていないな感触はチームのメンバー全員にあったと思うので、『オールブラックス相手にやれる』という自信はみんな得たと思います」

―得点に結びつけるための打開策は何になりますか。

「こういうコンディションなので、自分たちの思うようなパスワークができずハンドリングエラーもありました。こういう時だったらどうしなければいけないかをもう少し話して、コントロールできることをしていきたいと思います」

【関連記事】
リコーブラックラムズ東京 ホストエリア世田谷のファンにハードワークを見せるも、試合終了残1分に見た天国と地獄(リーグワン第6節)

「チームで一番体を張ること」リコーブラックラムズ東京 武井日向 ラグビーへの矜持と抱くリーダー像

【特集】戦場への帰還 ~不屈の精神と長き闘いの記憶~ リコーブラックラムズ東京・松橋周平① 3度の前十字靭帯断裂「長くプレーするために考え方を変えた」

関連記事一覧