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リコーブラックラムズ東京 西辻GMが語る新シーズンに向けた見どころとホームタウンとの接点とは?

いよいよ明日に開幕する「NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」。新リーグ発足2年目、また新たなドラマが生まれようとしている。

ディビジョン1に所属するリコーブラックラムズ東京は、昨年9位からの巻き返しを狙う。ゼネラルマネージャーを務める西辻勤さんは10月に池袋FMの「池袋スポーツ&エンターテインメント」に出演。

その際に、昨シーズンの振り返りと共に今シーズンの注目ポイント、そして今注力している「SDGs」の活動について語った。今回はその模様をお送りする。

(取材協力 / 写真提供:リコーブラックラムズ東京、取材 / 文:白石怜平)

西辻GMの持つ2つのミッション

ー まずGMについてお話を伺いたいのですが、ご自身は今どういったミッションを持っておりますでしょうか?

西辻GM:私のミッションとしましては「チームを強くすること」・「魅力あるチームにしてファンを増やすこと」この2点と考えています。

まず大切なのはグラウンドで結果を出すことなので、チームを強化することです。そのためにはスタッフや選手の編成をすることであったり、育成の環境の整備が大事なポイントとなってきます。

チーム強化にはどうしても資金が必要となります。母体であるリコー内部あるいは、支援してくれるスポンサー様といった社内外多くのコミュニケーションが必要になります。

ステークホルダーの方々とのとのコミュニケーションも大切にしていますし、他にもラグビーを通じた事業活動を推進しています。グッズやチケット販売の売り上げを伸ばしていく責任も僕にはあると思っています。

事業活動を広げていくためにも多くのファンを獲得する必要がありますし、我々のホームタウンである世田谷区を中心とした、地域の方々との関係も欠かせません。

様々な方との接点を増やし、チームを強くして魅力あるチームにすることが私の今のミッションになります。

若い選手たちと、経験ある選手との”融合”

ー次にグラウンド面について伺いたいのですが、現在は12月開幕に向けて準備していると思います。(収録は10月)昨シーズンの結果を踏まえ、今シーズンはどんな課題に向けアプローチしていますでしょうか?

西辻GM:昨シーズンは我々が望んでいた結果ではもちろんありませんでした。(リーグワン・ディビジョン 1で12チーム中9位)

コロナ禍での試合中止や体調不良者が絶えず出るなど、非常に厳しい状況でもありました。さらに直前の試合キャンセルなど、予測困難な状況でもモチベーションを切らさず選手たちは本当に頑張ってくれました。

スタッフやコーチ陣はもちろんのこと、選手たちのおかげで今シーズンもディビジョン1で戦うことができます。昨シーズン、所属する選手の多くが若い選手含め公式戦を経験することができた。これはすごく大きなことです。

公式戦でしか得られない経験は必ずありますし、不測の事態への対応といった”メンタルタフネス”など様々なものを得られたと思っていますので、全体の底上げができたシーズンでもありました。

ー来たる今シーズン、”ブラックラムズのここに注目”というポイントを教えていただけますでしょうか?

西辻GM:昨シーズン経験を積んだ若い選手たちと、経験ある選手との”融合”です。昨年成長した選手たちと、さらに今年加入した経験豊富な選手たちがチームをリードしてくれると期待しています。

この”融合”がさらに若手の成長を促してくれるのではないかと。そしてその先に、ブラックラムズの新たなステージが見えてくるのではないかと思っています。

今回番組に出演した西辻GM(提供:リコーブラックラムズ東京)

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