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リコーブラックラムズ東京 得意のラインアウトモールで攻め立てるも雨中の勝負はキックに泣き、勝利を逃す(リーグワン第7節)

得意のラインアウトモールで2トライ決めるも及ばず

今節の対戦相手はコベルコ神戸スティーラーズ。昨年は41-26で勝利している相手である。

アップ終了時は全員でメンバーを迎えている

悪天候の中で始まった試合は前半12分に動く。ハーフライン付近からスティーラーズのSOブリン・ガットランドが蹴り上げたキックを捕りに行くもスリップ。

一瞬のタイミングで猛スピードで走り込んでいたCTBナニ・ラウマペがキャッチし、そのまま駆け抜けトライを決めた。ガットランドがゴールを決め、0-7のビハインドを背負う。

しかし、ブラックラムズはすぐに反撃を仕掛ける。前半15分にノットリリースザボールを誘うとFBマット・マッガーンがPGを決め3点を返す。

前半28分にPGを決められ再びリードを7点に広げられるも、ここからブラックラムズの”ハードワーク”を見せた。相手ノックオンからスクラムを選択。そこからキックで敵陣に入ると、前半36分にゴール前でラインアウトモールで押し込む。

ラインアウトモールからトライを決めた

NO8 ネイサン・ヒューズがトライ。マッガーンもゴールを決めて同点に追い付き折り返した。

ゴールを決めたマット・マッガーン

さらに畳みかけたい後半だったが、開始早々の3分にまたもや悪天候の影響を受けてしまう。ハンドリングを滑らせてしまうと、WTB松永貫汰が2度のキックで大きく前進。

インゴール前でボールを掴もうとした際に、ノーボール・タックルを受け認定トライとなった。

後半17分にPGを決められ、ブラックラムズは10-20のビハインドを背負う展開になったが、ここで前半に見せた真骨頂を発揮する。

反則を誘うと、再びラインアウトモールで押し切りトライに。決めたのは主将・武井日向。ゴールも決まり3点差に詰め寄ると、声援を送るラムズファミリーのボルテージが最高潮に達した。

後半でも得意のラインアウトモールから得点を奪った

しかし、必死に手繰り寄せようとするブラックラムズの流れが、この日は”キック”からすり抜けて行ってしまう。

後半26分にCTB李承信が右端に絶妙なクロスキックでボールを送ると、WTB山下楽平がキャッチしインゴールエリアへ飛び込んだ。この日の放送席でも驚きの声が上がるグラウディングだった。

クロスキックからのトライに会場がどよめいた

ゴールも決められ再び10点のビハインドとなったブラックラムズは、前節のように最後まで諦めず食らいつくも及ばすノーサイド。10点差以内での敗戦が4試合と、上位チームと引けを取らない試合は続くも順位は変わらず10位に。

週末は秩父宮ラグビー場で東京サントリーサンゴリアスと対戦する。

試合後ヘッドコーチ・主将の会見

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