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リコーブラックラムズ東京 ホストエリア世田谷のファンにハードワークを見せるも、試合終了残1分に見た天国と地獄(リーグワン第6節)

試合後ヘッドコーチ・主将の会見

ピーター・ヒューワット ヘッドコーチ(HC)

「クボタさん(以下、スピアーズ)に勝利おめでとうございますと伝えたいです。そしてリコーブラックラムズ東京(以下、ブラックラムズ)の選手たちにも今日はよくやったと伝えたいと思います。

クリアなプランをもって挑みましたが、残り5秒で勝利をつかみ切れませんでしたが、そこまでしっかりとやり遂げてくれた選手たちを本当に誇りに思います。ロッカールームはかなりがっかりした様子ですが、前に進むのみだと思うので、次に向けていきたいです」

―自分たちのゲームはできているという印象があります。

「フィニッシュが決まらなかったですね。スピアーズはビッグチームなので、セットピースからセットピースという流れを続けていくわけにはいかないです。

なるべくボールを動かしましたが、動かせば動かすほどミスの確率は上がります。そういうことを受け入れつつ、いいことが続いた最後のところでもう少しうまくフィニッシュできれば良かったかなと思います」

―武井日向キャプテンがゲームに戻ってきました。改めてどのような存在ですか

「チームのキャプテンですし、このチームを表せる選手だと思います。プレーすれば必ず自分たちが見せたいDNAを表現してくれますし、日向はアクションを通じてみんなを引っ張ってくれる存在です。

相手はオールブラックスからの選手で、久しぶりの試合で80分間戦ってくれた。それだけチームを大事に思ってくれているからだと思います」

ークリアなプランとあり、これはボールを動かすと言うことだと思います。この試合BKはハドレー パークスと池田選手を起用したのもプランの兼ね合いでしょうか

「そうですね自分たちのやりたいことをやりきれるメンバ-だと思いました。CTB池田(悠希)はケガから復帰。前の試合はリザーブで、そこからスターティングメンバーをつかんだ。

あとはポジション全体での外国人選手の組み合わせを考え、それでパークシー(CTBハドレー パークス)がチャンスをつかんだ。いいパフォーマンスをしてくれたと思います」

武井日向主将

「最後の最後で結果を逃してしまったことが悔しいです。負けていい試合はないですし、正直勝利が欲しかったというのがあるのですが、まだまだ自分たちが成長できる・成長しなければいけないポイントだと思うので、接戦をモノにしていくチームにしていきたいと思います。

ただ、やっているラグビーは正しい方向に進んでいると思うので、自分たちのラグビーを信じて、最後の最後を突き詰めて次の試合から頑張りたいです」

―フォワードとして、しっかりできている部分もあったと感じました

「スクラムでは安定したボールをバックスに出せたと思います。ただ、チャンスやピンチの場面で無理に行ってしまいペナルティになったスクラムもあったので、そういうところはもう少し詰めていきます。

負けましたが、ネガティブな部分ばかりではないので精度は改善して、良いものは良いものとして継続してさらにレベルアップしていきたいと思うので、スクラムでは前に進んでいると感じました」

ー成長できるポイントというのは、具体的にどの辺になりますか?

「精度の部分であったり、試合を重ねるにつれてミスを続けてしまうことがあるので、ミスをしても次はしっかりやり切るというところ。そこはまだまだレベルアップする必要があると思います。そういうマインドセットや精度の部分は成長できるポイントです」

ー怪我からの復帰戦でフル出場。チャンピオンチームに臨む気持ちは特別だったのでしょうか?

「僕は毎試合ブラックラムズのために戦おうと思っていますし、それを”一番体現しよう”というのが僕のテーマです。今日も特に相手がスピアーズだからというのはないです。

ただリーダーとして、他の選手に自信をもってプレーさせたいですし、”自分たちはできるのだ”という自信をつけたいというのがあるので、そういう声掛けをすることで、チームが良い方向に向けばいいと思い臨んでいます」

次回の第7節、再びここ駒沢でコベルコ神戸スティーラーズを迎えての試合になる。この悔しさを胸に精度を挙げ、ホームで勝利を届ける。

(おわり)

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