「働くフィールドは無限大にあります」eat Link代表・牧春菜さん 管理栄養士の価値と抱く夢

抱く夢は「世界進出」

現在は上述の通り、eat Linkの代表としてメディアに出たり講演する機会も増えた。牧さんは管理栄養士の地位をさらに向上させたい想いを強く抱いている。

「管理栄養士の働くフィールドは病院や施設だけじゃなく無限大です。アメリカですと医者と同じレベルと言われていますが、日本は医師の指示がないと動けないという課題があります。我々が食の大事さを発信して行きたいですし、食は最強だというのを伝えたいです。それを提案できる栄養士はとても素晴らしい仕事なのです」

と誇りを持って語ってくれた。そして今後の夢を伺った。

「今後は自社製品がないので、自信を持って勧められる製品を販売していきたい。また、夢は”世界進出”を目指しています。世界を転々としたいというのが子どもの頃からの夢なんです。会社を建てたことでいきやすくなった。日本選手が海外にいく、海外の選手が日本に来る。

いずれのケースでも、それぞれ食文化に合わせたサポートができる会社にしていきたいですし、世界中の方がeat Linkを知っているようにしていきたいです」

夢は”世界進出”。実現に向けて歩んでいる(本人提供)

インタビューの最後、「どうしても伝えたいことがあります」と牧さんが切り出してくれた。

「腸内環境が大事というのを伝えたいのです。腸内環境が悪い人は栄養を吸収しきれない。それが実はメンタルの不調につながるのです。近年、精神科に通う人が増えています。それは食事や栄養の不足による腸内環境の悪化が挙げられてるので、ぜひみなさまも理解してほしいです」と呼びかけた。

今後も宮崎から発信し、管理栄養士界を牽引するとともに、夢に向かって羽を広げようとしている。

(取材 / 文:白石怜平)

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