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「見て覚えることで、自分で考えるきっかけに」ライオンズアカデミー 石井丈裕コーチも認めた新たな取り組みとは?

埼玉西武ライオンズが、地域そして野球界発展のために2012年から運営している「ライオンズアカデミー」。

西武ライオンズ憲章で定めた”地域とともに”・”野球界発展のために”という活動指針実現のため、10年かけて県内を中心として子どもたちへ野球の楽しさを伝えてきた。

そして今年、時代の最先端に乗って新たな指導方法を開始した。

今回もアカデミーを担当する尾名高悠太さん、そしてライオンズ黄金期に活躍したOBで、発足時からライオンズアカデミーでコーチを務める石井丈裕氏に登場いただいた。

前編「はじめたその日から、みんな主役になれる!」ライオンズアカデミーの10年はこちら

(取材協力:埼玉西武ライオンズ、文:白石怜平)

励みになる保護者の方々からの「ありがたいです」

工夫や試行錯誤を重ねて続けてきているライオンズアカデミー。前編からの続きで、生徒や保護者の方々からどんな言葉が寄せられたのかを尋ねた。

まず石井コーチは、直接かけられた話を披露してくれた。

「仮にチームで満足に練習できなくても、我々は一人一人に目を配ってやっていますので、保護者の方から『本当にありがとうございます』と感謝の言葉をいただくことがあります。そう言っていただくと我々も嬉しいですし、ここに来て上手くなってチームでレギュラーを獲ってほしいと思いますね」

ノックを打つ石井コーチ。1球1球丁寧に間を置いて打っていた

また、尾名高さんもライオンズアカデミーだからこそできたことを踏まえて、いただいた感謝について明かしてくれた。

「私たちは平日の夜にレッスンを行うので、例えばご家庭の都合でチームに入れないけれども野球をしたいという子たちも参加できます。なので、保護者の方からも『野球ができる場があってありがたいです』というお声もいただいています。

近年ですと、コロナ禍でも我々は可能な範囲で感染対策を講じながら続けていました。地域では少年野球チームの活動が中断している場合でも、練習する場があって良かったと言う声もいただいていまして、継続してよかったと改めて感じています」

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