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「セカンドキャリアのトップを走りたい」横浜DeNAベイスターズ 桑原義行さん 失敗から学んだ”自責のコミュニケーション”と描く今後の姿

”セカンドキャリアのトップ”を走る人材に

桑原さんは昨年12月よりチーム統括本部育成部へと異動となり、部長 兼 育成ディレクターとして、ファームそして1軍両方の育成状況を管理する担当を担うことになった。

壁谷さんと二人三脚でテクノロジーやデータも活用しながらチームを常勝軍団にするべく新たな役割を任されることとなった。

選手に加えて組織づくりの根幹ともいえる人材開発という仕事も経験したことを踏まえ、桑原さんとしては今後どんなチームにしていきたいと考えているか。 

「我々が考えているのは”いい組織かつ強いチーム”。チームが強ければいいだけではなく、みんなが働いて幸せ。みんなが幸せで、かつしっかりと我々も強くなっていく仕組みが整っている組織。これが目指している形です」

目指すチームの形を設定し、一体になって前に進んでいる(球団提供)

 そして、最後に桑原さんの今後の目標を伺った。

「選手を経験した後に球団の役職に就き、かつチームの中枢で組織を動かせるポジションで働いている人は珍しいと個人的に感じています。

もしも、僕がこういったフィールドで活躍して世間に認められるのであれば、選手のセカンドキャリアのキャリアの選択肢になっていきますので、そのトップを走るような人間になりたい。そう思っています」

 つくり上げた組織が向こう20年以内に「世界一のチーム」を実現させたその先には、新たなセカンドキャリアの形として桑原さんが先頭に立ち、スポーツ界をけん引している姿が待っている。

(おわり)

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