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谷口雄也さん ビジネスマンと野球人の二刀流か描く未来「今関わっている子どもたちがプロ野球選手になって戻ってくる姿を見たい」(全5回 最終回)

「子どもたちが大人になってエスコンフィールドへ帰ってくる姿を見たい」

谷口さんは球団職員となって2年が経とうとしている。プロモーションなどグラウンドの外で活動しながら、アカデミーコーチとしてユニフォームにも身にまとう。ビジネスマンと野球人の二足の草鞋を履いて活動する姿もすっかり馴染んできたと言う。

「普段何気なく歩いてる中でポスタ一が貼ってある『あ、通行人の目に留まったな』とか、『もっとこうしたら良いんじゃないか』などと思うようになってきたのは、ビジネス脳になってきたのかなと思うと少し自分がくすぐったいです(笑)

でも、野球人としての自分もいて、アカデミーコーチではユニフォームを着ることができる。自分の中でうまく切り替えができていると思いますしチャンスを与えてくれた球団にも本当に感謝しています 」

今はビジネスマンと野球人の”二刀流”である

ロングインタビューの最後、谷口さんの今後の夢を伺った。

「Fビレッジの中を見ると、子どもたちが遊べる”F PLAY FIELD”があるのですが、そこで遊んでる子たちが『僕もファイターズの選手、プロ野球選手になりたい』という夢を持ってもらって、実際エスコンフィールド北海道に立つ姿を、仕事をしてるうちに見たい想いがあります。携わっているアカデミーの生徒たちも一緒ですよね。

大人になったときにここに帰ってきて『僕小さい時そこで遊んでたんですよ』っていうプロ野球選手が今後出てきてくれたらいいなと思っています」

球場の目の前にあるF PLAY FIELD では子どもたちが野球を楽しむ場になっている

また、野球人としての谷口さんも垣間見えた。これから先もユニフォームを着ている姿が想像できるようなコメントだった。

「今はやりたいことがたくさんある中で、勉強しないけないことがありますが、アカデミーコーチもさせてもらっているので、もしかしたら50代・60代とかなったときに少年野球のコーチかもしれないし、はたまた学生野球も教えてるかもしれないですね。でもこれはもっと先になって考えるのかなと思います」

谷口さんの第二の人生のフィールドは自身の姿を変え、今も北海道で光輝いている。その活躍は北海道のビジネスそして野球界の未来を担っている。

(おわり)

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