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プロ初打席で受けた栗山監督からの”謝罪” 北海道日本ハムファイターズ 谷口雄也さん 入団時に西川遥輝と語り会った日々から一軍デビューまで(全5回 #1)

かつて北海道日本ハムファイターズでプレーし、現在は株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントで事業統轄本部に所属している谷口雄也さん。

現役時代は”きゅん”の愛称で女性ファンのハートを掴むなど、多くの野球ファンに愛された。

11年間の現役生活は涙と泥にまみれながら這い上がり、日本一の栄光まで掴みながら大怪我に見舞われるなど、まさに波乱万丈の野球人生でもあった。

今回は谷口さんにロングインタビューに協力いただき、プロ野球人生そして引退後のファイターズでの活動についてなどを伺った。

(取材協力:ファイターズ スポーツ&エンターテイメント、文:白石怜平)

2010年ドラフトで斎藤佑樹さんらと共に入団

谷口さんは愛工大名電高校から10年ドラフト5位で入団。この年は高校・大学とスター街道を歩んできた斎藤佑樹投手(早稲田大)を4球団競合の末獲得し、2位には4度の盗塁王に輝いている西川遥輝選手(来期より東京ヤクルトスワローズ)が指名された。

ドラフト会議の状況を見ていた当時の心境を訊いた。

「実は中学2年生の時から西川の存在を知っていました。高校生のときも彼は外野手だったので、西川が選ばれたという時点で、僕の中でもうファイターズはないんだなと思ったんです。

同じ外野のポジションでしたし、高校生の外野手2人が入団することはないなと思ったので。それでも指名していただいたというのが、今でも不思議な感覚ですね」

指名された時の心境を語った

この年は計6人のルーキーが新たにファイターズのユニフォームを着た。入団会見で並んだ同期のメンバーを見て感じたことがあった。

「早稲田実業の頃から見ていた斎藤佑樹さんや西川、あとは乾真大さん(東洋大)、榎下陽大さん(九州産業大)、齊藤勝さん(セガサミー)がいましたけれども、こういった面々と一緒に野球ができるんですよ。

当時”佑ちゃん世代”が大学から入ってきた中で僕の名前がチラっと入ってるっていうのは少し優越感があったと思います(笑)」

西川遥輝選手と日々振り返った1年目のキャンプ

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