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石井丈裕 ライオンズアカデミーで育む野球界の未来「これからも野球を好きでい続ける手助けをしたい」

卒業生が大人になり”帰ってきた”

石井は、12年にアカデミーコーチに就任してから、1軍投手コーチを務めた14年を除き、現在まで担当している。

10年もの間、たくさんの子どもたちに野球の楽しさ、そして技術を惜しみなく伝えてきた。その間コーチとしてのやりがいを数多く味わってきた。

「やりがいはたくさんあります。4月にはバットにボールが当たらなかった子がずっと一所懸命来てくれて。卒業する頃には普通に打ち返してくれたりとか、そういうのを見ると嬉しいです。何より子どもたちの変化や上達を感じた時ですよね。

我々としては、最初は『チームに入るのは難しいかもしれない』というような子も頑張って来てくれて、高学年になってチームに入って活躍して、その後中学・高校って継続してくれているとか、そういう話を聞けた時は本当に嬉しいです。1年でも長く野球を続けてほしいですし、好きでいてほしいと願っていますから」

野球を好きでい続けられる場所を目指している

さらに石井は、今まさに脈々と続いていることが分かる出来事を話してくれた。

「今アカデミーで、1期生の生徒だった子がアルバイトとしてスタッフで来てくれているんです。今大学生なのですが、大人になって戻って来てくれるというのが感慨深いですよね。

大学生活の4年間という貴重な時間を割いて手伝いに来て子どもたちと向き合ってくれている。それだけ野球を好きでいてくれているということだと思いますから」

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