石井丈裕 ライオンズアカデミーで育む野球界の未来「これからも野球を好きでい続ける手助けをしたい」

何より嬉しいのは「野球を好きでいてくれること」

ここまでコーチとしてのやりがいを語ってもらった。次に訊ねたのは、この10年で何か指導や子どもたちにどんな変化があったのか。石井は、いい意味で”変わっていないです”と答え、その意図を話した。

「10年コーチとして見て来ましたが、みんな楽しんでやってくれています。怪我をされると困るので、時には厳しいことも言いますが、素直に言うことを聞いてくれる。そしてアカデミーも最後まで全うしてくれる子が多いです」

そして、何より嬉しいのが「野球を好きでいてくれていること」だと語る。生徒たちの姿をとある場所で見た時に強く感じたという。

「アカデミーが終わったその日、ライオンズ戦の中継に映ってる時が度々あります（笑）。そのまま球場に行ってライオンズを応援してくれているんですよね。しかもアカデミーのキャップとかウェアを着ていますから、ありがたいですよ。浸透している姿を見られてそれも嬉しい瞬間です」

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