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横浜スタジアム45周年記念 特別イベント開催 ホームランダービー では吉村裕基さんが計5本で優勝!代名詞の歌舞伎投げも披露

横浜スタジアム45周年を記念したスペシャルイベント「YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH」が12月3日に同球場で開催された。

1978年の開場から昨年45年を迎えたスタジアム。プロ野球のみならず神奈川県における高校野球の”聖地”とも言える場所を、共に歴史を彩った選手たちとともに祝う日になった。

(写真 / 文:白石怜平)

4人の新旧スターが参戦

最初のコーナーはホームランダービー。松坂大輔さん・村田修一さん(現:ロッテ一軍打撃コーチ)・吉村裕基さん、そしてドラフト1位ルーキーの度会隆輝選手(横浜高ーENEOS)が参戦した。開始前、一人ずつ意気込みを語った。

「何で僕がホームラン競争に入っているか分からないですけれども、1本でも打てるように頑張りたいと思います」(松坂さん)

「指導者として今やっているのですが、自分が打てないと指導に響きますので、何とか1本は打ちたいなと。頑張ります!」(村田さん)

「打ったらベイスターズから育成契約してもらえると思うので、”031”を用意しておいてください。よろしくお願いします!」(吉村さん)

「10本目指して頑張ります!!(両手を掲げる)」(度会選手)

開始前、4人が意気込みを語った

ルールはトーナメント制で、制限時間2分の中で何本打てるかで競う。初戦は松坂さんと村田さんの”同級生対決”で幕を開けた。

”松坂世代”同士の対決はサドンデスへ

松坂さんは高校時代は打撃でも活躍しており、春夏連覇を達成した98年夏の甲子園では6試合中4試合で4番を担った。

2回戦の鹿児島実戦の8回には杉内俊哉投手(現:巨人投手チーフコーチ)から左翼席に2ラン本塁打を放つなど、今回もその打棒が注目された。

打撃練習でも入念に打ち込んでいた

一方、村田さんは06年から11年まで”ハマの4番”が指定席だった。プロ通算360本塁打のうち、横浜スタジアムでは歴代最多の通算147本塁打を放っており、横浜の空に右に左にアーチを描いてきた。

11年以来12年ぶりにベイスターズ、DeNAとなって初めてのユニフォームを身にまとい、慣れ親しんだハマスタへ帰ってきた。

フリー打撃では快音を響かせた

最初に打席に立ったのは松坂さん。横浜高校の同級生である小池正晃・DeNA外野守備コーチが投げる球を打ち込む松坂さん。レフトスタンドからは吹奏楽で応援歌が奏でられる中、ひたすらスイングを重ねた。

ホームランダービーのトップバッターを務めた松坂さん

約1分ほど経過後、木製バットから金属バットへ持ち替えトライするも柵越えはならず。次に村田さんが打席に。

ライトスタンドからは、村田さんの現役時代の応援歌が鳴り響いた。現役時代を彷彿とさせる大きな構えから振り込み、乾いた音を響かせるがこちらも残念ながら柵越えは0。

かつての4番が久々にライトスタンドの声援を受け打席に立った

ここで同数だったということで、サドンデス戦に。1分間で再び競うことになった。松坂さんが笑みを浮かべながら打席に向かった。

2球目で早くも外野へ飛球を放ちスタジアム全体の期待感が高まると、9スイング目で真ん中の球を振りぬくと打球はライナーでレフトスタンドへ突き刺さった。

待望の一発に大歓声が沸き、松坂さんも一瞬だけ両手を挙げた。さらに続く10スイング目も大きな放物線を描き、2球連続でのスタンドインとなった。

サドンデスで2本塁打を放った

村田さんも序盤から快音を響かせ外野へ飛球を何度も放つも、惜しくもスタンド手前で失速。ここで終わりかと思ったがスターはそうではなかった。

終了のブザーがなった最後の1球をフルスイング。綺麗なアーチを描き、左中間の最深部へスタンドイン。軍配は松坂さんに上がったが、まさにホームランアーチストらしい打球で歓声を沸き起こした。

最後、左中間に放り込み意地を見せた

ヘラクレスvs未来のスターの対戦の行方は?

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