「設立したときの夢や想いは今も忘れていない」大倉智代表が描くいわきFCの未来 〜いわきFC 特別連載企画(最終回)〜
クラブ、そして大倉代表が描く未来
約1時間のインタビューの最後、クラブの描く未来を伺った。やはりそこは一貫したものであった。
「クラブとしてはビジョンにある『スポーツで社会価値を創造する』。そのための人づくりやまちづくりをさらに深掘りしてやっていくだけだと思います。大きな所としては双葉郡。この展開を考えなければいけないのが課題としてありますので、引き続きそれを継続してやっていきます。
チームも90分間倒れないフットボールを見せて、『面白いねこのチーム』って思っていただける試合をすることを最大の目標としていきますし、選手が成長できるような環境でゴリゴリ鍛えて、その結果今シーズンはJ3に上がりたいです(インタビュー当時は昨シーズン中)」
そして、大倉自身の夢についても伺った。
「僕自身は設立した張本人でもあります。年々チームや地域に対する愛着が増していますし、仲間も増えました。設立したときの夢や想いは今も忘れていないですし、むしろさらに強くなっているので、なんとかいわき市から双葉郡、浜通りそして福島県の発展に貢献していきたいと思ってます」
いわきは自然が豊かな地域。表情から一目で分かるほど愛着が伝わった。
「海あり山あり、食事もいいし人も素晴らしい。本当気に入ってます。趣味のゴルフも一年中できます。環境がなせる技だと思いますし、歳を重ねてもずっと楽しめる趣味ができましたよ」
ゴルフの成績をさらに伸ばせるように頑張ってきたいと笑顔でインタビュー締めてくれた。
独自の考えの源にある確固たるビジョン。それがクラブの太く硬い幹となっている。その幹が大きく背を伸ばし、いわき市そして双葉郡を東北一の都市へと醸成していく。
(おわり)
※取材協力 / 写真提供:株式会社いわきスポーツクラブ
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