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”本気でJリーグを目指す” 新社会人サッカークラブ 「FC NossA 八王子」クラブ誕生のきっかけと子どもたちへの想い。

”ぼくらの八王子” 子どもたちの夢を抱けるクラブに

杉本代表は、地元の不動産会社「エスエストラスト」で社長を務める傍ら、14年からブラジルフットボールバー「NossA」を運営している。チーム名は市民に親しまれているこのお店の名前から冠した。

”NossA”は、ポルトガル語で「ぼくらの」という意味を持つ。

「ぼくらの八王子」を盛り上げ、市民から心より愛される Jリーグクラブを本気で目指すという想いも込めた。

市民が熱狂し、子どもたちが真剣に夢を抱けるクラブ。そして、東京都初のサッカー専用スタジアムを創ることも目指している。

実は杉本、かつてブラジルでサッカー留学の経験を持ち、帰国後もプロを目指していた選手である。今回、チーム結成におけるビジョンを語った。

「スタジアムが八王子にできて、(土屋監督や平本アドバイザーが長く在籍した)ヴェルディと試合をして市民が盛り上がる。そんな姿を描いています。八王子出身の選手が躍動するところを地元の子どもたちが観て憧れる。これがビジョンです」

かつて共にブラジル留学をしたで杉本代表(写真左)と土屋監督(同右)

チームを率いる監督にはJリーグ通算580試合に出場した土屋征夫が就任した。

土屋は高校卒業後、ブラジルにサッカー留学し1997年にヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)に入団。その後6チームを渡り歩き、東京23FCに所属していた2019年に現役を引退。45歳までプレーし、18年にはJリーグ功労選手賞を受賞している。

杉本とは、同時期に共にブラジル留学した”同志”である。帰国してからも交流は続き、今回、代表と監督というそれぞれの役割を変えて再度同じチームになった。

「八王子の人たちはすごく陽気な人たちが多くて大好き。僕はブラジルの陽気さも知ってるので特にそう思います。僕も一樹もそうだけど楽しいことが大好きなんですよ。とにかく仲間が好き。

その仲間と楽しいことをして何かを達成するっていうのは人生でなかなかできるものではないですが、その目標を掲げていきたいし八王子を盛り上げたい。すごく大きい目標だし難しいことですが、絶対実現したい想いでこのチームの監督をすることを決めました」

大好きな仲間とサッカーができる幸せを感じているという土屋監督

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