「チームで一番体を張ること」リコーブラックラムズ東京 武井日向 ラグビーへの矜持と抱くリーダー像
「自分らしいキャプテンでいよう」2年目で担う重責
話は戻り1年目のシーズン終了直後、早くも動きが起きていた。チームは武井を翌シーズンからのキャプテンに任命したのだ。
西辻勤GMから内々で話を受け、新チームが始動する7月に正式に打診を受けた。
「最初打診を受けたときは、え!?という感じでした(笑)内心、”大丈夫かな…” という思いもありましたが、1年目からリーダーのグループにも入れていただいていましたし、今までの経験もあったので、正式に話があった際は”はい!”とすぐ返事をしました」
武井は、高校そして大学でもキャプテンを務めてきており、チームをまとめる経験は豊富。「チーム関係なく、自分らしいキャプテンでいればいい」と語り、これまでと変わらないスタンスで臨んだという。
ここでさらに、”武井らしいキャプテン”とはそんな姿なのかを深掘りした。
「1プレイヤーとして違う立場から見たときに、発言と行動が一致している人は説得力があると感じていましたし、影響力も持ち合わせていました。
そこが大きな違いになると考えていたので、自分も発言と行動はしっかり一致させることを常に意識してやっています」
24歳の若武者に伴った重責。自覚を高めて2年目のシーズンへと臨んだ。
(つづく)