
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ ホストゲーム最終戦で聖地・えどりくに帰還。圧巻の9トライとメモリアル達成でオレンジアーミーを沸かせる
後半開始早々から主導権を握る
前半の勢いを持って臨んだS東京ベイは、後半開始直後に早速動いた。
FLトゥパ フィナウがボールを持つと一人で15mラインを超えるまで駆け抜けると、藤原からマキシへ繋ぎトライ。ゴールも成功し、開始わずか1分で逆転した。

ここからはS東京ベイのトライラッシュに。ヘルが得意のフィジカルでゴールラインに迫ると、フォーリーが藤原からのパスを受け飛び込んだ。
この試合ゴール成功率100%と脅威の成功率を見せ、さらに自らトライも決める大活躍を見せた。

途中から出場した選手の活躍も光った。特にクローズアップするのが2トライを決めたPR為房慶次朗。
今年度の新入団選手で、1月の全国大学ラグビー選手権で準優勝した明大の主将は早くもスタンドを沸かせた。
後半30分では、フィナウが2人がかりで掴まれても振り切ったところをすかさずフォローし、ゴールラインへと飛び込んだ。
さらに後半39分はフォーリーからのパスを瞬時に受け取るとそのまま走りぬき、相手が追いつく時には既にトライを決めていた。

同大が掲げた「ハイブリッド重戦車」を体現した男は、フィジカルそしてスピードの双方で存在感を放った。
フォーリーに代わり、途中からキッカーを務めたハラトア・ヴァイレアも3回の機会で2回ゴールを成功させるなど、リザーブのメンバーも活躍を見せた。
その点については試合後の記者会見で質問が及び、主将の立川は
「新しいメンバーがいた中でも全員がやるべきことをしっかりできました。日々の練習の中を共に積み重ねてきましたし、新しいメンバーが入っても公式戦こなせると言うのは強みだと思います」と振り返った。
また、フラン・ルディケHCも
「若いフォワード陣が活躍をしました。シーズン通して怪我人が多かったですが、このために若手選手がしっかり活躍をしてくれて、仕事をしっかりやってくれました。
今日も福田(陸人)選手や為房選手がいい仕事をしてくれた。若手選手とっては良いチャンスだと思う」と今後に期待を寄せた。
S東京ベイは合計9トライを決めるなど61得点で快勝(三重Hは24点)。シーズンホストゲーム最終戦を勝利で飾るとともに、えどりくでの連勝は18とした。

プレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)には全てのコンバージョンゴール成功(6回)に加えてトライも決め、計17得点をマークしたフォーリーが選出された。
また、この試合は新たな記録が2つ生まれた。まずはHO福田陸人がリーグワン初キャップ、そして長年チームの柱を務める立川理道キャプテンが通算150キャップを達成した。

チーム全員で記念Tシャツを着用し、セレモニーが開催された。その後はホストゲーム全日程終了に伴い、ルディケHCからシーズンを共に戦い抜いたことへの感謝、そして来シーズンに向けての想いを述べ、場内を一周して締めた。
試合後の記者会見