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「僕の中ではすごい得だと思っているんです」埼玉武蔵ヒートベアーズ 由規投手兼任コーチ 自らが感じる現在地そして未来のNPB戦士へのアドバイス

由規が感じるNPBと独立リーグの違い

NPBの一軍という最高峰の舞台でオールスターにも選ばれるなど、結果を残してきた。だからこそ感じるNPBと独立リーグの違いは何かを訊ねた。

「一番の違いは環境だと思います。全て自分たちでやらなければならない。そこが大きく違うところです。練習環境も限られていますし、場所を使える時間も決まっている。チーム全体で行っている練習以外でどれだけ補えるかと思います」

個人での野球に取り組み方に差が生まれると説いた

毎年、主に高校を卒業した選手たちがNPB入りという目標を掲げて独立リーグの門を叩く。その時点でNPBとは違えども独立リーグも報酬を得てプレーする”プロ野球選手”になることを意味する。

由規はその辺の自覚を持ってやらなければならないと説いた。

「NPBですと育成選手や2軍にいる選手もある程度の年俸をもらえて言葉は悪いかもしれないですが、”甘えること”もできるんです。なので、戦力外になったときに『もっとあぁしておけばよかった』と色々出てくるんです。

一方、独立リーグの選手たちには自由な時間がたくさんある。チームとして拘束されている時間がNPBと比べて圧倒的に短いので、だからこそ自分でできるトレーニングや練習がたくさんできます。

シーズン中もお金もらってるわけですから。時間があるからということで、プライベートな時間に使いすぎるとシーズンは6ヶ月しかないわけですので、いかに有効活用ができるかだと思います」

自らも24時間野球に捧げてきた(球団提供)

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