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「選手そして地域から”ここでプレーしたい”・”応援したい”チームに」関西独立リーグ 兵庫ブレイバーズ 伝統と挑戦で目指す姿とは

ラジオやnoteも活用した情報発信

一方、グラウンド外では川崎代表が”主戦場”として日々奮闘している。

スポンサー営業やメディアを活用した情報発信、さらには選手のスカウティングまで範囲が及び、ほぼ1人でフル回転して運営を成り立たせている。

「私の家内が経理全般をやってくれていて、それ以外はほぼ私1人でやっています。ここまでボランティアの方など多くの方がサポートしてくださっているのでありがたい限りです」

現在、ブレイバーズのスポンサーは約80社。これは個人事業として委託してきた時代から自らの足で築き積み上げてきた信頼の証でもある。ほぼ1人で運営している分、課題を感じていることもあるという。

「ご支援いただいているにも関わらず、接点がまだまだ足りないことに課題を感じています。接点を少しでも増やすために、月に1回ですが、球団の取り組みを載せた新聞をつくってDMで発信し、活動を伝えるよう努めています。もっと接点を増やしていきたいですね」

営業活動や情報発信も自ら率先して行っている

コロナ禍になった20年当時も、経営面で受けたダメージは大きかったという。ここから挽回するために、球団に一部収入の入るアメニスキッピースタジアムの外野フェンスの広告枠を全枠販売した。

加えて接骨院・飲食店など選手たちの雇用を生み出せるあるジャンルでの多角的な経営で運営資金を捻出している。

また、情報発信は新聞の他にもSNSを活用した取り組みにも積極的に行っている。

Facebook、Instagram、Twitterの他にもnoteも活用するなど、あらゆるチャネルから発信を強化。地元の方たちが”球団を盛り上げたい”と名乗り出て、ボランティアで撮影や投稿をしている。

「有志の皆様に素材をいただいたりしながら発信をしております。私はもう50歳過ぎなのでなかなか得意じゃないので(笑)、ずっと1人だったのですが、2ヶ月ほど前からボランティアの方に入っていただいたので発信の流れができつつあります」

さらには毎週火曜日の夕方には、ブレイバーズの応援ラジオ番組「好きやねんブレイバーズ」をインターネットラジオ「RADIO BALLOON」で放送している。選手やスタッフが出演し、近況を電波を通じ伝えている。

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