鈴木尚広のベースボールクリニック オンラインセミナー開催 これまでの常識と打撃の進化とは?
昨年12月11日、一般社団法人TSBBCはオンラインセミナー「打撃の進化 〜最速最短の軌道を実現する要素〜」を開催した。
アスレティックトレーナーの大崎工(たくみ)氏による打撃の身体の使い方や考え方を解説し、元読売巨人軍の鈴木尚広氏も参加した。
(取材協力 / 写真提供:一般社団法人TSBBC)
元巨人・鈴木尚広氏の想いを具現化するクリニック
TSBBCは18年に一般社団法人として設立。鈴木氏が代表理事を務め、「鈴木尚広のベースボールクリニック」として、これまでトレーニングや野球の動作におけるセミナーを展開している。
読売巨人軍で20年間在籍、通算228盗塁を記録するなど「走塁のスペシャリスト」として活躍した鈴木氏や、同氏と関わりのあるスポーツトレーナーが講師を務めている。
現役時代、若手の時に怪我を繰り返しチャンスを逃してしまった経験があったことから、
「故障で挫折してしまうことがプロアマ問わず非常に多いです。なので、ケガをして欲しくないというのがTSBBCに懸ける1つの想いとしてあります」
という思いが原点にある。
展開するセミナーも指導者やトレーナーからプレーする方々まで広く対象としており、自身が現役時代に取り組んできたトレーニングに加えて故障防止やコンディション方法のやり方といった内容も盛り込まれている。
12月11日に開催されたセミナーは「打撃の進化 〜最速最短の軌道を実現する要素〜」。
これまで少年野球を始めとして、
「最短距離でボールを捉える」「アッパースイングは駄目」
などと指導の現場で用いられてきたが、これらの概念の本質にアプローチし解説した内容になっている。講師は鈴木氏が認めたアスレティックトレーナーでスポーツ系教育機関教員も務める大崎工氏が担当した。