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松坂大輔氏 ラストメッセージ全文「悔しい経験をバネに挑戦をしてきた。そこが、自信をもって誇れる部分です」〜引退セレモニープレイバック⑤〜

2021年12月4日、メットライフドームにて開催された「LIONS THANKS FESTA」。同年限りで現役を引退した松坂大輔氏の引退セレモニーが行われた。

親友の俳優・妻夫木聡氏とプロ入り時監督の東尾修氏から花束を贈呈された最後、いよいよこの時がやってきた。松坂氏本人から全ての関わってきた方への”ラストメッセージ”。

これまで拍手と笑いで賑わっていた球場は音一つ立たない静寂に包まれた。以下、メッセージ全文。

「まずはこのようなセレモニーを用意していただいた球団関係者の皆さんありがとうございます。そしてメットライフドームまで足を運んで下さったファンの皆さまありがとうございます。

僕は今シーズン、今日を持ちまして23年間の現役生活から引退します。野球と一緒で、もの覚えが悪いので、紙を見ながら話をしてもいいですか。

2006年のポスティングでアメリカに行くときも、あのときもファン感だったと思うんですけど、選手会長だったということもあり、最後に挨拶する機会があったんですけど、この場に立つと忘れちゃうんですよね。

なので同じ思いはしたくないので、しっかり自分で考えた文章ですね、紙を見ながら話をさせていただきたいと思います。

途中、紙を見ながら読み上げた

野球を始めた時から応援していただいている方、ライオンズに入団してから応援していただいている方、怪我をしてから応援していただいている方、たくさんの方に支えてもらいました。本当に長い間、ありがとうございました。

ぼくの現役時代の原動力は、応援していただいている方に喜んでもらいたいと思い、頑張ってきました。
「one for all all for one」という言葉がありますが”one for all”、ひとりはみんなのために、僕はこの言葉を胸に刻み、投げ続けてきました。

僕が投げてきたことで、少しでもファンの方が喜んでくれたり、勇気やパワーを送ることができていたのなら、こんな姿になっても、まだまだ投げ続けたいと思いながらやってきて本当に良かったと思います。

かつて幾度となく喜びを分かち合ったライトスタンドを回る

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