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コロナ禍において、プロテインが注目を集める背景とは?現役管理栄養士による目的別プロテイン解説も!

プロテインのタイプは?

プロテインを摂取するには、4種類の型があることを説明いただいた。ただ、用途によって形式以外にも吸収の速さなど目的によっても異なってくる。ここについても牧さんに伺った。

ホエイプロテイン

「ホエイは牛乳を原材料にしています。母乳成分に近いので、免疫力を上げるなど良質なタンパク質を摂取できます。かつカロリーが低く吸収が速い(1〜2時間)ので、運動直後に摂取するのがおすすめです」

カゼインプロテイン

「カゼインも牛乳が原材料です。固形の成分となっています。持続的に吸収するのが特徴で、タイミングは朝食にプラスしたり就寝の30分〜1時間前がいいです。7〜8時間かけて吸収されるので、回復につながります」

ソイプロテイン

大豆でできていて、吸収を5〜6時間かけて行います。女性ホルモンも大豆の要素が入っているので、女性向けにおすすめです。用途としては特にダイエットをする方にはピッタリのプロテインです」

各目的別の選び方・摂取方法について、牧さんはこう解説する。

「筋肥大はカゼインをおすすめします。身体を大きくしたい・体重を増やしたい方はぜひ使ってみてください。ただ、今の体重を維持しながら筋肉を大きくしたい方はホエイがいいです。(カゼインは)寝る直前だと胃もたれするので30分前〜1時間前。ホエイで体重が増えない人はカゼインに変えてみるのも1つです」

一方、ダイエットや美肌といった面について。

「ダイエットはソイです。ただ、ダイエットするけど筋肉を大きくしたいという方カゼインが混ざっているプロテインも販売されています。成分を見ながら選ぶのがいいでしょう。

また、美肌・美容活用の面では、女性向けのプロテインも増えてきていいます。糖質を減らしたり、ビタミン配合などありますが、まず美肌に良いプロテインを摂取しても腸内環境が悪いと吸収がされません。

なので、まず腸内環境を整える方が優先です。食物繊維や菌が多く配合されているものを摂取するとより効率的に吸収されます」

過剰摂取には注意

これまでプロテインを摂取するメリットについて述べてきた。最後に、過剰摂取するとどうなるかも触れておきたい。牧さんは過剰摂取による影響について以下のように説明した。

「最初の症状としては食欲が落ちます。あと体内が重くなりますね。肝臓や腎臓に負担がかかるのですが、痛みは出ないので”重い”と感じたら休ませましょう。脂肪肝や高脂血症につながる恐れがあります」

タンパク質の過剰摂取にならないように注意が必要と述べた(写真右:本人提供)

管理栄養士として現役のアスリートの指導も行なっている牧さん。過剰摂取によって出る症状について挙げた。

「アスリートの採血結果なども見ていますが、プロテインの過剰摂取で肝臓の数値が悪くなる選手もいます。学生(高校生)を見ていると、疲れが取れない・肌が荒れるなどの症状が出ています。

血液検査をするとやはり肝臓の数値が高いのです。普段の食事プラス授業の合間にも摂取してたりします。そうなると疲れが溜まり、食欲がなくなることで身体が細くなってしまいます。プロテインは取りすぎても余ったら脂肪へと変わりますし、適切な食事にプラスしすぎると肝臓がタンパク質を分解しきれなくなります」

食欲が衰えることによって痩せるだけでなく、脂肪が多くなっていると感じた場合も危険な”サイン”だという。

「脂肪が増えている人も見直しが必要です。採血すればすぐわかるので、不安に感じた方は健康診断を受診しましょう。不明な点があれば、管理栄養士さんに相談してください」と改めて注意も呼びかけた。

(SPORTSCORE編集部)

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