「第16回 小笠原道大杯」小笠原さんが子どもたちへ贈った”なりたい姿”の実現に向けたヒント

昨年12月11日に千葉県・妙典少年野球場で開催された、「第16回小笠原道大杯争奪 市川市少年野球大会」の閉会式。

自身の名を冠する巨人・小笠原道大3軍打撃コーチは、全体への挨拶のため登壇。未来をつくっていく選手たちへ恒例のメッセージを贈った。ここで全文をお送りする。

>「第16回 小笠原道大杯」新たな舞台で輝いた笑顔と歓声そして小笠原さんが贈った成長への”鍵”

(取材協力:市川市少年野球連盟、写真 / 文:白石怜平)

皆さん、1ヵ月半お疲れ様でした。まず、このきれいな素晴らしい球場でプレーできたこと。そこに感謝をしてください。

それと、大会でうまくプレーできた人・自分の思うようにプレーできなかった人。それぞれいると思います。結果も大事です。しかし、結果も大事だけれども、そこでどういうプレーを・どういう気持ちで取り組んだかが一番大事です。

一生懸命やった先の結果。それが良い結果・うまくいかなかった結果、全てが成長へつながる。これがとても大切です。

なので、今回うまくいかなかったからといって、『どうせ…』とは思わない。これから先が皆さんにとって大事です。いろいろなことがあると思います。

そこではまず、自分が”こうなりたい”・”こうなるんだ”と強い気持ちを持ってさまざまなことに取り組んでください。そのためには、”自分が何になりたいか”・”どうなりたいか”をまずノートに書いてみてください。

書いた項目が例えば9つあったとしたら、1つずつをもっと細分化してやっていくと、自分がどう取り組んだらいいのか、何が足りないかが見えてきます。

優勝した稲荷木イーグルスのナインに1人1人メダルを渡した

足りないところに対して、穴か開いているところを一つ一つ埋めていけば、少しずつでも成長できると思います。みんなうまく行って成長できたら嬉しいよね?

その嬉しい気持ちがどんどん増えていけば、どんどん大きい人間になっていくことができます。

近い将来、みんなが各分野で活躍することを願って挨拶と代えさせていただきます。ありがとうございました。

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