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「はじめたその日から、みんな主役になれる!」 地域そして野球界発展に向けたライオンズアカデミーの10年

西武ライオンズ憲章にある”地域とともに”・”野球界発展のために”

前述の通り、アカデミーが発足したのは2012年。どんな経緯で発足したのか。尾名高さんは、3つのポイントがあると説明してくれた。

「まず、西武ライオンズ憲章(※)に5つの項目がありまして、そのうち”地域とともに”・”野球界発展のために”という活動指針に基づいた取り組みとして立ち上がりました。

次に、”育成のライオンズ”を継承すること。OBの直接指導を受けることができ、強いライオンズのノウハウを未来ある子どもたちに受け継いでいく想いを込めています。

最後は、球団の持つ充実した施設を有効活用すること。発足当時の所沢校では、旧室内練習場に加えてベルーナドームも積極的に使っていました。今はライオンズ トレーニングセンターを拠点に、選手が実際に使っている施設を提供しています」

(※)社会から信頼され、ファンの皆さまから愛される強い球団となるため、その基本姿勢と責任ある行動を誓い、活動指針として2007年に西武ライオンズが制定したもの。

L-FRIENDSグループでアカデミーを担当する尾名高悠太さん

石井コーチも、グラウンドに立つ側として昨今挙がっている課題に触れつつ補足した。

「やはり、野球人口が少なくなっているという課題を我々も感じています。球団も社会貢献、そして新たなファン獲得を目的として子どもたちのためにと始めた活動でもあります」

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