「失敗はナンボでもどうぞ。もっと楽しくやろう」オリックス・バファローズジュニア 小川博文監督が子どもたちへ育む”意欲”と”自覚”
「プレーする上で大事なのは”気持ち”」
バファローズジュニアは大阪府・兵庫県からそれぞれ8名ずつ(うち女子選手2名)で構成されている。
小川監督ら首脳陣が実際のプレーや映像を見て、選手たちを選抜していった。元プロから見ても、「選抜チームに選ばれるだけありますから、技術もあるし体格もいいんですよ」と期待を込めている。
中には身長が170cm近くあり、小学生離れした体格を持つ選手もいるという。
「(身長が)170cm近くある子がランドセル背負ってるわけですよ。さらにその選手もユニフォーム着て背番号がついてますよね?コーチと間違われますから(笑)」
とその体格に周囲も驚いた話を披露してくれた。
では、グラウンドにおける小川監督の指導方針はどのようなものか。自身の考えを明かしてくれた。
「私は技術というのはまだ先のフェーズだと考えています。まずプレーする上で大事なのは”気持ち”。その方が大事だと思うんです」
スポーツやそれ以外でも、優先順位として挙げられる”心・技・体”。小川監督はまずは”心”の部分が重要と考えている。
「体を動かすのも気持ちからですし、もしそこで弱気になってしまったり、怖がってしまったら、やはりいいプレーも出ないと思うんです。子どもたちはどうしても大人たちを気にするわけですよ」
選手たちも”凡退したらどうしよう”・”打たれたらどうしよう”そういった不安や、”もしかしたら怒られるかもしれない”
小川監督はそんな選手たちの心境も慮りながら、
「もし自分で足を止めてしまっても、思い切って一歩前に踏み出す。それが成長に繋がっていくんじゃないかと思うんです。そのために我々が背中を押してあげるんです」
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