筒香嘉智 メジャーで改めて感じた金属バットによる弊害「反発係数の規定を設けることが必要」

1月8日、NPO法人BBフューチャーにより「筒香嘉智選手と野球界の未来について語ろう」がオンラインで開催された。

同法人が運営する少年野球チーム「堺ビッグボーイズ」のOBで、現在ピッツバーグ・パイレーツでプレーする筒香嘉智選手も登壇した。

「野球界の未来」をテーマに約1時間半、現状の課題や変わりつつある風習そしてアメリカの野球を経験し感じたことなどを参加者と語り合った。※以降、敬称略

(取材協力 / 写真提供:NPO法人BBフューチャー 文:白石怜平)

「野球を通じた成長が、自分や周囲にも役に立つ」

トークテーマ終了後、参加及び報道陣への質問コーナーが設けられた。

スポーツマンシップの際に「相手をリスペクトするというのは監督・コーチの方が毎日選手に伝えている現場がありました」というマイナーにいた際のエピソードを通じて述べられたところから、「お互いにリスペクトがあることで、選手の成長や試合などでどう結びついていますか」と質問が挙がった。

「野球を通じて成長することで、自分や周囲にも役に立つという指導に感じました。今だけが良ければいいのではなく、一般的にスーパースターと呼ばれている選手になればなるほど、人格者の方が多いように感じています」

と指導による影響の大きさを語った。また、これは選手同士だけではないという。

「アメリカで感じた一番の違いは、一塁を守る機会があった中で特に感じたのですが、例えば右打者がハーフスイングを取られ抗議してその後出塁した選手が『さっきは言い過ぎた』と話していたケースは何度も目にしていました」

と語り、いかなる場面でもリスペクトを欠かさないことがわかるシーンだった。

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