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第4回身体障害者野球交流大会「小笠原ミニ大」杯 軟式女子野球日本一チームの参戦と、ついに”本人登場”で過去最大の盛り上がりに

大会は”千葉ダービー”を制したマリンスターズが優勝に

試合はトーナメント形式で実施。ドリームスターがジャイアンツ、マリンスターズがブルーサンダースと対戦した。

ドリームスターでは今シーズンから主将に就任した土屋来夢選手が本塁打を放つなど打線をけん引した。

土屋選手は昨年開催された”もうひとつのWBC”こと、「世界身体障害者野球大会」の日本代表でプレーしており、”世界一の遊撃手”として攻守の要を担っている。

日本代表としてもプレーする土屋来夢選手

マリンスターズは大きく息の合った声と、常に全力疾走のハツラツなプレーを見せる。投打に躍動したマリンスターズは、昨年の身体障害者野球 関東甲信越大会準優勝のブルーサンダースに勝利し、決勝へと駒を進めた。

”千葉ダービー”となった決勝戦。この試合は健常者ルールで行われた。通常、身体障害者野球のルールではバント・盗塁は存在しない。エンドランはあるが、打者が空振りした場合は元にいる塁へ戻ることになっている。

ただ、今回はいずれもありのルールで行われた。マリンスターズは出塁するとバントや盗塁で小技を交えながら、チャンスでは鋭く振り抜く打球を見せ圧倒的な攻撃力を見せる。マリンスターズが二桁得点を挙げ快勝し、第4回大会の覇者に輝いた。

小技と大技を絡め、日本一の野球を披露した

「年々進化している大会に」

予定された全試合を無事消化し、表彰式へ。優勝チームにはミニ大さん手づくりの優勝カップの他、なんと小笠原さんのサイン入りバットが贈呈された。

小笠原さんのサイン入りバットに加え、ミニ大さんのサイン入りミニバットも用意された

本大会は第4回と継続され、関東では身体障害者野球の大会として公式地区大会に次ぐ存在意義を誇りつつある。ミニ大さんは大会を終えて振り返った。

「野球の技術は勿論ですが、大会を通して個人そしてチーム間での交流や意見交換が活発に行われていたのを見て、何かしらプラスになる大会として年々成長してると感じました。

そして大会自体は過去1番の盛り上がりだったと思います。というのも『小笠原ミニ大杯』に小笠原道大GM本人が応援に駆けつけてくれたのが一番の要因かと思います。

貴重な2ショット写真の撮影も行われた(提供:千葉ドリームスター)

最後に、今年も参加チームの皆さんやスタッフ・ご家族の皆様・スポンサーさんのお陰で無事に開催できた事を心より感謝致します!」

8月には身体障害者野球の関東甲信越大会が千葉県で開催される。今年は千葉県から身体障害者野球を例年以上に盛り上げていく。

(おわり)

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