ミズノ・藤田真之介さん リーダーの使命と矜持 ”ミズノだから実現してくれました”をこれからも

勝つために「ミズノと契約してよかった」国内唯一のメーカーとしての矜持

ミズノは水着を製作する国内メーカーとして、世界各国のメーカーを相手に競争を繰り広げ、”日本産”として世界で戦うアスリートの信頼を勝ち取り続けてきた。その矜持を持ち、仕事と向き合っている。

「契約選手になっていただいている以上、競技で勝つためにミズノと契約していて良かったと思っていただきたいのです。国内メーカーで(世界と競って)水着を作っているメーカーっていうのはもう我々だけになります。

『ミズノだから実現してくれました』と思っていただくことが大切ですし、それを実践し続けたと自負しています。ギアやバッグなど『こんなものをつくってほしい』というニーズがあるので、今後も実現させていきたいです」

体操競技(2022世界選手権日本代表)の選手が来社した際の対応も行う(提供:ミズノ株式会社)

水着やギアを製作する上で、選手たちのニーズを汲むための工夫をどう凝らしているのかを尋ねた。これを実現するに当たり、小堀さんがアサインされたこと。この点も大きな戦力となっている。

「選手は体型が時期によって大きく変わります。シーズン中に比べトレーニング期では身体が大きくなってくるので、最終的にどのサイズにするかは選手それぞれセンシティブに考えています。我々はその感覚に応えるよう努めています。小堀は特に池江選手と同じ種目(バタフライと自由形)を泳いでいたので、話はしやすいですね」

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