サンロッカーズ渋谷・狩野富成「自分でアタックすると決めていた」 強豪相手に見せた積極性とB1挑戦の現在地

4月4日・5日のB1第29節、サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)は青山学院記念館でシーホース三河と対戦し、1勝1敗で連戦を終えた。

初戦は競り負けたものの、第2戦では94得点を挙げて勝利。チームとして修正力を示した2日間となった。4日の初戦では渋谷の誇る日本人ビッグマン・狩野富成は強豪を相手に堂々たるプレーを見せた。

2試合ぶりの出場となったこの日、第1Qの残り3分半頃からコートに入るとベンドラメ礼生のアシストからレイアップシュート、続く残り1分にはペイントエリアでジャンプショットを決め4得点をマーク。

2月15日の第23節(越谷戦)以来となる得点は、このQを1点リードで終えたことからも大きな4点となった。

「今日は自分でアタックしてみようという気持ちでやりました。そこは自分の中でテーマとして決めていました」

アタックする姿勢が結果へつながった

4月5日終了時点で36試合で平均出場時間は約6分半、平均1.3得点と出番は限られているが、来る試合に向けてこう語る。

「常にいつでも呼ばれたら結果を残せるように、毎試合準備は欠かさずやってます」

信州からSR渋谷に加入し、B2からB1へとカテゴリーを上げてプレーを続けている。初のB1の舞台でのチャレンジとなっている今季。「一つのミスが相手の得点に直結してしまう。その責任感を強く感じています」と違いを語る。

またこの試合では「対峙したかったです」と語った、ダバンテ・ガードナーとのマッチアップもあった。

203cm / 132kgというリーグ屈指のビッグマンとの戦いについて狩野は、「スピードで勝てるという感触は、少しは自信になります」と、B1の舞台で戦える手応えを口する一方で、

「(ガードナーは)予想通りの重さと強さと上手さでした。ファウルしてでも止めないといけないですが、自分はまだファウルをするのが下手。スマートなファウルをすることが、まだ足りないです」とその対戦を振り返った。

こうした狩野の奮闘を、ゾラン・マルティッチHCは以下のように評価している。

「今日の試合はとてもソリッド(堅実)にプレーをこなしてくれました。彼がハングリーに、そして思い切り集中してプレーしてくれれば、チームに貢献できる選手だということはもう十分に理解しています」

指揮官そしてチームからの期待は大きい

残り試合も少なくなってきた今シーズン、「今後はリムプロテクションとダンクをもっと見せたい」と力強く語る狩野。その言葉通り、206cmの長身を活かしたリムプロテクト能力は、セカンドユニットにおいて不可欠な武器となっている。

指揮官からの期待を背負い、いつでもパフォーマンスを発揮できる準備を整えている。狩野の献身的なプレーがチームに勢いを与えたとき、SR渋谷はさらに一段高いステージへと上っていく。

(写真 / 文:白石怜平)

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