川崎ブレイブサンダース「&ONE」プロジェクト 成功に導く”2つの絆”「365日川崎ブレイブサンダースと共に」

「SDGs未来都市」ホーム川崎市と協定締結

ホームタウンの川崎市。ブレイブサンダースに加え、Jリーグのフロンターレと各リーグを代表するクラブの本拠地というだけではない。

それは「SDGs未来都市」に選定されている都市であることである。

「SDGs未来都市」とは、SDGs達成のため積極的に取り組む都市として内閣府地方創生推進室に選定された都市のことだ。つまり国から持続可能なまちであると認定されていることを意味する。まさに「&ONE」を推進するにおいて、川崎市は強力なパートナーなのである。

昨年9月、クラブは市と「持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定」を締結した。元沢は協定を結ぶことになった経緯を明かしてくれた。

「我々からSDGsを取り組んでいきたいので何かお力添えいただけたら嬉しいですという話をしました。川崎市として、SDGsをさらに強めようとされているなというのが私の中で感じていたので、一緒にやれるケースがたくさんあるのではないかと考えていました」

クラブと市は協定を結んでおり、固い信頼関係がある ©KAWASAKI BRAVE THUNDERS

従来から固い絆で結ばれている両者がSDGsを通じ、さらに協力関係を築いていくことになった。締結も驚くほど速いスピードで進んでいった。

「びっくりするぐらい進みましたね(笑)。金銭のやり取りをするわけじゃないと言えども、行政しかも政令指定都市の川崎市との締結というのは初めてだったですし、1年ぐらいかかるのかなと思ったら1ヶ月〜2ヶ月で完了しました」

双方が向いてる方向性が一緒かつ信頼関係が構築されていることが大きな要因だと元沢は振り返った。

協定締結の会見に出席した福田紀彦市長は、多忙の合間を縫って試合やイベントに積極的に足を運んでいる。

上述の「&ONE days」にも訪問され、「スポーツとつながることによってSDGsが本当にどんなことでも実現できるのではないか」と最大限の評価を元沢に贈ったのだという。

そして、今シーズンに向けて早くも「&ONE」としてはすでに動いていた。元沢はある使命感を抱いていると語った。

「夏休み期間で一部始まっているのですが、小学生の子どもたちにSDGsと何かスポーツと関連させてわかりやすく・楽しく伝えるかつ、何かアクションレベルで落としこめられたらなと考えています。

子どもたちってすごく影響力があって、何かに興味を持てば自然と周りを巻き込む力があります。未来を担う人材でもあるので、川崎市と一緒にプロスポーツクラブという特性を活かして市と取り組めたらと話をしていますし、僕らがやるべきだと考えています」

昨年実施した「KAWASAKI LIGHT UP STAGE」。今年も継続して行っている ©KAWASAKI BRAVE THUNDERS

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