川崎ブレイブサンダース 佐賀バルーナーズと初対戦 1勝1敗のイーブンで終えるも、前節からの連勝中で光った最終Qでの猛攻
篠山がB1通算300回目の3Pシュートを達成するも及ばす1勝1敗に
24日のGAME2。連勝を目指す川崎はファジーカスが第1Qで13点、飯田遼の3Pなどで23得点。佐賀もレイナルド・ガルシアとチャイルズを中心に得点を重ね、本Qは同点で終える。
第2Qはガルシアがペイントでのレイアップシュートを3本決めるなど8得点、3Pシュートを3本決められるなどして川崎が38-45とビハインドを背負った。
第3Qは前日同様、川崎が反撃する。ここで輝いたのはキャプテン・篠山竜青。自ら積極的にシュートを放ち3P含め7得点をマークし、B1通算300回という節目の記録を達成した。このQで21−19と川崎が差を縮め、59-64で最終Qへ入った。
篠山はここでも2本目の3Pシュートを決める。
「記録自体を意識していなかったので、決めた時の歓声とアナウンスで気が付き驚きました」と試合後に心境を語った。
過去2試合同様、最終Qで川崎の底力を見せたいところだったが、ここでもガルシアのペイントでのショットやハレルソンの3Pシュートなどが決まり、反撃も及ばす78-87。1勝1敗のイーブンで終えた
最終Qで一気にリードを奪えた要因とは?
川崎が勝利した初戦、佐藤賢次HCは
「65失点に抑えられたことと、終盤の勝負どころでしっかりとチームで攻めることができたところが勝因だと思います」と振り返った。
三遠戦そして佐賀戦での勝利は共に最終Qで一気にリードを奪い勝ち切ったものだった。その要因について問うと、
「今日は相手のスイッチディフェンスに対して第1Qは良いボールムーブができましたが、途中でボールが止まっていつもの悪いパターンが出てしまい雰囲気も悪くなってしまいました。ですが、最後の最後でそこを逆手にとって良いオープンを作れたので良かったです。
今シーズンの前半は雰囲気が悪いままズルズルと負けてしまうことが多かったですが、しっかりとディフェンスで我慢してリバウンドで頑張って、流れが来るまでよく我慢したなと思います」と評した。
初戦の試合後、野﨑にも話を伺う機会をもらった。
「これまではオフェンスがうまくいかず引きずってしまい、そこからディフェンスに影響が出て負けてしまう試合が多かったです。ただ、今はチーム内の競争を激しくして練習をやってきたので、選手個々が強い意識を持ってできてるのではないかと思います」
連勝は止まったが、チャンピオンシップ進出に向けての希望はまだまだ続いている。27日(水)はアウェーでの富山グラウジーズ戦に臨む。
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